世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズのWGC-ブリヂストンインビテーショナルが現地時間6日、オハイオ州のファイヤーストーンCCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。今季1勝のダニー・リー（ニュージーランド）が5アンダー65で単独首位に立つ中、世界ランキングNo.2のジョーダン・スピース（米）はイーブンパー70で22位タイ発進となった。

　今大会は昨季王者のローリー・マキロイ（北アイルランド）が怪我で不在。優勝できれば世界No.1の座を同選手から奪えるスピースは、立ち上がり2番でボギー先行となるも4番で2打目をピンそばに寄せてバーディ奪取。しかし、直後の5番、6番でバーディチャンスを逃すなど後が続かず、イーブンパーで前半を折り返す。巻き返しを狙った後半も出だし10番からティーショットを左のラフに外してボギー。その後は最終18番のバーディまでパーを並べる我慢の展開を続け、2バーディ、2ボギーでのホールアウトとなった。

　4アンダー66の2位タイには、グラエム・マクドウェル（北アイルランド）とジム・フューリック（米）の2人。3アンダー67の4位タイには、世界ランク5位のリッキー・ファウラー（米）と同8位のジャスティン・ローズが入った。昨年の国内ツアー、ブリヂストンオープンゴルフトーナメントの優勝で今大会の出場権を手にした小田孔明は2アンダー68の6位タイと、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）やイアン・ポルター（英）らと並ぶ好位置につけている。

　パワーランキング（優勝予想）で4位に選ばれた松山英樹は、一時3アンダーまでスコアを伸ばしたものの、最終18番のダブルボギーが響き、5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの1アンダー69でホールアウト。ダスティン・ジョンソン（米）、ジェイソン・デイ（豪）らとともに14位タイとなっている。

　そのほか、世界No.3のバッバ・ワトソン（米）とザック・ジョンソン（米）はスピースと並ぶ22位タイ。ツアー42勝を誇るフィル・ミケルソン（米）は6オーバー76と崩れ、単独71位と出遅れている。