国内女子ツアーのワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップは9日、茨城ゴルフ倶楽部 東コース（茨城県）を舞台に第3ラウンドの競技を行った。現役女子大生プロのチョン・インジ（韓）が通算13アンダーまでスコアを伸ばし、ツアー初優勝に王手をかけた。通算8アンダー単独2位に上田桃子。さらに1打差の単独4位にイ・ボミ（韓）が続いている。

　注目の宮里藍が予選落ちする中、韓国の“ネクスト・スーパースター”と称される20歳が圧巻のゴルフでリーダーボードの最上段を守った。チョンはこの日、3番でボギーが先行したものの、4番からの6ホールで4バーディを奪取して3アンダーで前半を折り返す。後半はパープレーが続いたが、16番、18番でバーディをマーク。175センチの長身を武器に、5アンダー67を叩きだして後続を突き放した。

　チョンは今季ここまで米女子ツアーに4試合に出場し、その全てで予選を突破。昨季韓国で行われた同ツアーのKEBハナバンク選手権では、プレーオフに敗れたものの自己最高の2位タイに入るなど世界に実力を示した。最終日を残して後続とは5ストローク差。日本での初勝利を公式戦で飾ることができるか？

　その他、通算5アンダー4位タイに鈴木愛とジェシカ・コルダ（米）の2人。通算4アンダー6位タイにテレサ・ルー（台）とキム・インキョン（韓）がつけた。2013年女王の森田理香子は、チョンと同じこの日のベストスコア「67」で39位タイから通算3アンダー8位タイにジャンプアップしている。

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