国内女子ツアーのKKT杯バンテリンレディスオープンは17日、熊本県の熊本空港カントリークラブを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ツアー初優勝を狙う26歳の菊地絵理香がノーボギーの4アンダー68で回って単独トップに立った。

　アウトスタートの菊地は5番までスコアカード通りにプレーしてチャンスをうかがうと、6番でバーディが先行。さらに後半出だしの10番で2つ目のバーディを奪取すると、上がり4ホールで2つスコアを伸ばしてリーダーボードの最上段を射止めた。

　今季はここまで6試合に出場し、前週のスタジオアリス女子オープンの単独3位を含む4試合でトップ10入り。あと一歩のところで栄冠を逃しているだけに、残り2日間にかける意気込みは並大抵のものではないはずだ。

　トップと1打差の2位グループに、第5戦のヤマハレディースオープン葛城で白星を挙げた渡邉彩香、昨季ブレイクした香妻琴乃、若林舞衣子、川満陽香理の4人。さらに1打差の6位タイにアマチュアの永井花奈（日出高3年）ほか、茂木宏美、大江香織、穴井詩、大和笑莉奈、申ジエ（韓）が続いた。

　このほか、第4戦アクサレディスの覇者で現在賞金ランキング2位の笠りつ子は1アンダー71で回り、比嘉真美子、一ノ瀬優希、キム・ハヌル（韓）らと同じ12位タイ。今季初勝利を狙う地元熊本出身の上田桃子、イ・ボミ（韓）は1オーバー73を叩きながらも25位タイとまずまずの位置につけた。

　一方、昨季大会でツアー最年少優勝を達成した勝みなみ（鹿児島高2年）は大苦戦。連覇を目指してスタートしたこの日はノーバーディ、4ボギーの4オーバー76とふるわず、62位タイと予選突破すら危うい状況に追い込まれた。また、注目の有村智恵も5オーバー77と乱れて77位タイと出遅れている。

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