海外男子
注目選手振り返りと展望 ?松山英樹? Part1
2015年1月1日(木)午後0:14
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昨シーズンから戦いの場を米国に移した松山英樹には、大きな期待と注目がかけられていたことは言うまでもない。しかし、2013年にルーキーながら国内ツアーで賞金王を含め、9部門でトップに立ったこの男は、その期待を見事に超えていった。
米ツアー日程の改革元年となった昨季、2013年10月に行われた開幕戦 フライズ・ドットコム・オープンでいきなり優勝争いに絡む3位タイに入ると、2月のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンでは2打差の4位タイ。トップ選手が参戦していないことを抜きにしても、その実力を遺憾なく発揮していった。
そして、歓喜の瞬間が訪れたのは6月のザ・メモリアル・トーナメントだった。初日こそ21位タイとやや出遅れたものの、その後は安定したスコアを2日連続で続け、単独3位で迎えた最終日。バーディが必要な最終18番で、ピンから1.5メートルにピタリと寄せるスーパーショットを見せ、ケビン・ナ(米)とのプレーオフに突入する。
プレーオフ前の18番でドライバーが折れてしまい、ドライバーなしでプレーオフを戦うアクシデントにも見舞われたが、1ホール目でパーをキープした松山に対し、ナが3打目でもグリーンに乗せることができず、2008年の今田竜二以来6年ぶり4人目となる日本人優勝を果たした。