松山、コース攻略に不安もショットの調子は上向き?「モヤモヤしたものが無くなってきた」
2015年5月6日(水)午後0:56
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(写真提供:Getty Images)
松山英樹と石川遼が現地時間7日から10日にかけて開催する米男子ツアーのザ・プレーヤーズ チャンピオンシップ (フロリダ州TPCソーグラス スタジアムコース)に出場する。
最新の世界ランキングで14位に浮上した松山は、昨年に続く2回目の出場。昨季大会は70-71-72-70とスコアを並べ、通算5アンダー23位タイとなっている。しかし、昨年と大きく違うのは、自身の置かれている立場だ。ザ・メモリアル・トーナメントを制して以来、米ツアーでもトップ選手の一人に位置づけられるようになった松山は、今大会でもパワーランキング(優勝予想)6位にランクインしている。
前週のWGC-キャデラック・マッチプレー選手権ではベスト16で、世界ランキングNo.1のローリー・マキロイと対戦。結果は「言葉にならない」程の完敗(6アンド5)ではあったが「(今までは)良いショットでもモヤモヤしたものがあったらが、それがなくなってきた」と前向きな言葉も聞かれた。普段、あまりポジティブなことを口にしない松山なだけに、状態は上向きと見て良さそうだ。
「移動して、練習したら掴んできたけど、不安な部分も多い」と練習ラウンドを9ホールこなした後に語った松山。「その中で、狭いコースでどれだけ良いショットが打てるか」と、カギを話した。「コースは簡単じゃない。1打1打を無駄にしないように大事だと思う。4日間の中では、1つか2つは出てくると思うけど、それを減らしたい」と意気込みを語った。
コースの印象については「大きく変わってはない」ようで「6番の木がなくなったぐらい」と話す一方「曲がってしまったらペナルティーになる」とマッチプレーで不安定だったティーショットが重要となる。目標は「アンダーパーで回りたい」と語り「優勝争いをする中でで良いショットが打てるように頑張りたい」と約1年ぶりとなる優勝に目を向けた。
舞台となるTPCソーグラスは、17番のアイランドグリーンが有名だが、フロントナインの4番も難ホールだ。フェアウェイとグリーンが、クリークによって分けられているこのホールで、松山は昨年4ラウンド中3ラウンドでボギーを叩いた。今年は、いかにこのホールを切り抜けるかが一つのポイントとなりそうだ。予選ラウンドは、同ランク11位のジミー・ウォーカー(米)、メジャー4勝を誇るアーニー・エルス(南ア)との組み合わせとなっている。
一方、石川は今トーナメント初出場。昨季大会ではウェイティングの1番手となり、会場入りして朗報を待ったが出場は叶わず。昨シーズンの結果によりシード権を獲得したことで、全てのプロゴルファーが目標とすると言われる、ツアー最高の舞台にようやく足を踏み入れことができた。
今季のベストフィニッシュは19位タイ、2015年に入ってからは25位タイと思い通りのシーズンとはなっていないが、1週間のオープンウィークを挟んで、爆発に期待したい。また、予選ラウンドでは、チャンピオンズツアーで昨季年間王者&賞金王に輝いた“絶対王者"ベルンハルト・ランガー(独)、ジェイソン・ボーン(米)とペアリング。偉大なレジェンドとのラウンドで、何かを掴むことができるだろうか。
【関連動画】“第5のメジャー"に挑む松山「簡単なコースではない。1打1打を無駄にしないように」
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