日本と韓国による日韓女子プロゴルフ対抗戦は7日、愛知県の三好カントリー倶楽部 西コースを舞台に最終日のシングルス10マッチを終了。初日のダブルスで6ポイントのビハインドを負った日本チームは、巻き返しを狙ったものの、3勝2分け7敗と負け越し、2日間を合計した総合ポイントでも11対25（勝ち2点・引き分け1点・負け0点）と大きく水をあけられる結果となってしまった。

　5年ぶりの日本開催も勝利には結びつかなかった。18ホールストロークプレーで行われたこの日は、ファーストマッチで大山志保がキム・ヒョージュを相手に逆転負け。その後、森田理香子、渡邉彩香が引き分けに持ち込んだが、笠りつ子、酒井美紀、鈴木愛が敗退し、勝利の目がなくなった。それでも原江里菜が世界No.1のインビー・パークを相手に金星を挙げるなど、奮闘を見せた日本チーム。

「後半ボードを見たら日本の選手が巻き返していて、ひょっとしたらひょっとすると思いました」（上田桃子）、「（韓国選手の強さ）技術的なところは変わらないと思います。気持ちの部分があるのかもしれません」（森田）、「良いところを出していけたら絶対かなわないことは無いと思います」（吉田弓美子）と、最強の呼び声高い韓国にも多くの選手が手応えを感じていただけに悔しい敗戦となった。

　これで通算成績は韓国の7勝1分け3敗に。尚、記者投票により選出されるMVP賞にはキム・ヒョージュが、敢闘賞には原が選ばれている。