国内女子ツアーは8日、茨城ゴルフ倶楽部 東コース（茨城県）を舞台に今季公式戦初戦のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ第2ラウンドの競技を開催。主戦場とする米ツアーから主催者推薦でスポット参戦した宮里藍だったが、まさかの大乱調で4年ぶりの国内ツアー予選落ちを喫した。

　第1ラウンドでイーブンパー72の35位タイとまずまずの位置につけていた藍。この日は上位進出を目論み1番からスタートした。しかし、立ち上がりの2番、3番で連続ボギーを叩いてリーダーボードを後退すると、ハーフターン後は10番からバーディとボギーを交互に続けて2オーバーのまま終盤へ。勝負どころの16番パー4で痛恨のダブルボギーを叩くと、直後の17番でもボギーを重ねて万事休す。通算5オーバー67位タイとカットラインに1打及ばず、週末にコマを進めることはできなかった。

　藍を筆頭に日本勢がスコアメイクに苦しむ中、韓国勢がこの日も上位に。チョン・インジ（韓）が通算8アンダー単独首位、イ・ボミ(韓)も1打差の単独2位に続いた。上田桃子が3アンダー69とスコアを伸ばして通算6アンダー単独3位と意地を見せたものの、通算5アンダー4位タイにはロレックスランキング（女子世界ランキング）21位のジェシカ・コルダ（米）、ジョン・ジェウン（韓）がつけた。

　日本勢は上田の他、鈴木愛がコルダと同じ4位タイ。今季1勝の菊地絵理香と金田久美子が通算4アンダー7位タイにつけ、ツアー3勝の一ノ瀬優希、不動裕理、穴井詩が通算3アンダー9位タイに続いている。

　このほか、藍とともに米ツアーから帰国参戦している宮里美香は2日連続のイーブンパー72で回り、通算イーブンパー24位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの成田美寿々、2013年賞金女王の森田理香子は通算2オーバー39位タイで決勝ラウンド進出を果たした。

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