国内女子ツアーのKKT杯バンテリンレディスオープンが17日、熊本県の熊本空港カントリークラブを舞台に開幕。ディフェンディング・チャンピオンの勝みなみ（鹿児島高2年）が連覇を狙う。

　昨季大会、勝は初日に「66」をマークすると、2日目もスコアを伸ばし、1打差の2位タイにつける。最終日は、強風が吹き荒れる難しいコンディションとなったが、前半を2アンダー、後半も3つバーディを奪い、4アンダー68でラウンド。後続を1打差で振り切り、ツアー最年少優勝を達成した。

「今年の目標はツアー優勝」と断言した高校2年生。しかし、今季はヨコハマタイヤゴルフトーナメントで55位タイ、ヤマハレディースオープンでは33位タイと低調な成績に終わっており、本人も苦手と話すパッティングに苦労している。前戦から思い切ってパターを変更したが、それが吉と出るだろうか。第1ラウンドは、今季1勝の渡邉彩香とホステスプロの有村智恵とのペアリングとなっている。

　また、先週揃って欠場した昨季賞金女王のアン・ソンジュ、同3位のイ・ボミ、同4位の申ジエの韓国勢が参戦。前週、最終日に8バーディを奪い逆転優勝を果たした成田美寿々、地元熊本で優勝を狙う上田桃子、笠りつ子、一ノ瀬優希らにも注目だ。アマチュアの連覇か、それともプロの意地か。熊本での戦いから目が離せない。

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