国内女子ツアー中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンは24日、愛知県の中京ゴルフ倶楽部 石野コースを舞台に最終ラウンドの競技が終了。吉田弓美子が4アンダー68でラウンドし、通算15アンダーで今季初勝利を挙げた。

　第2ラウンドでノーボギーの「65」と完璧なプレーを見せた吉田。後続に2打差の単独トップからスタートしたこの日も、立ち上がりの1番からバーディを奪うなど前半をノーボギーの3アンダーでサンデーバックナインへ。折り返した10番で今大会初のボギーを叩き、ジョン・ジェウン（韓）に一時並ばれるも14番、16番でバーディを奪い返し、そのまま逃げ切った。

　2013年のゴルフ5レディス以来、約2年ぶりとなる優勝。ウイニングパットを沈めると涙がこぼれた。昨年までは長尺パターを使用していたが、来年1月からアンカーリングが禁止となるため、今季からは通常のパターを使用。第2ラウンド後には「優勝できたら、長尺パターが使えないとネガティブになっている選手の皆さんにも、明るい話題を提供できる」と話しており、宣言通りのツアー通算5勝目となった。

　その他上位は、通算14アンダー単独2位にジョン。5バーディ、ノーボギーと完璧なラウンドだったものの、トロフィには一歩及ばなかった。トップと6打差の3位タイに今季5度目のトップ5入りとなる上田桃子と穴井詩、通算7アンダー5位タイには飯島茜と堀琴音が続いている。

　昨年の勝みなみ（鹿児島高2年）に次ぐアマチュア優勝を狙った15歳・稲見萌寧（日本ウェルネス高1年）は3オーバー75と崩れ、イ・ボミ（韓）、渡邉彩香らと並んで通算4アンダー10位タイ。米ツアーから帰国参戦の横峯さくらは、4オーバー76で通算4オーバー49位タイで大会を終えた。

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