A.ヤン連覇なるか!? 最大の壁はNo.1浮上を狙う母国の先輩
2014年10月15日(水)午前9:43
米女子ツアーのアジアシリーズ第3戦 LPGA KEBハナバンク選手権は現地時間16日、史上最多のメジャー通算18勝を誇る“帝王”ジャック・ニクラウス(米)が設計を手掛けたスカイ72GC オーシャンC(韓国)を舞台に開幕する。昨年までの54ホール3日間から72ホール4日間競技に生まれ変わったトーナメントを制するのは誰か。
注目はディフェンディング・チャンピオンのエイミー・ヤン(韓)。昨季大会はセオ・ヒーキョンとの韓国勢同士のプレーオフを制し、ツアー6年目にして涙の初優勝を果たした。プレーオフでは緊張からかティーショットをミスして厳しい状況に追い込まれたが、池越えの第3打でピン奥に乗せるスーパーショットを披露し、嬉しい初の栄冠を母国でつかんでいる。
だが、今年は4日間トーナメントとなることに加え、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、ヤニ・ツェン(台)、チェ・ナヨン(韓)、朴セリ(韓)の歴代王者に、インビー・パーク、リュウ・ソヨン、イ・ミリム、キム・ヒョージュ、M.J.ハーといった今季1勝以上の同郷選手たちがそろって出場を予定。中でもパークは、今大会の成績次第ではロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1に浮上することができるため、ヤンにとっては1つ年上の母国の先輩が連覇への最大の壁となるかもしれない。
その他では、前週のサイム・ダービーLPGAマレーシアを逆転で制したフォン・シャンシャン(中)、リディア・コ(ニュージーランド)、レクシー・トンプソン(米)、ポーラ・クリーマー(米)、ミッシェル・ウィー(米)も参戦。日本勢唯一出場となる野村敏京の奮起にも期待したい。