国内女子ツアーのスタジオアリス女子オープンは12日、兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。昨季賞金ランク5位の成田美寿々が8アンダー64でラウンドし、通算9アンダーで今季初勝利を挙げた。

　トップと3打差の2位タイからスタートした成田は、ショットとパットともに好調。立ち上がりの1番から6連続バーディと圧巻のプレーを披露。「5、6個目辺りから止まってくれないと、バックナインが怖かった」と意外な心理状況だったようだが「7番のパーで安心した」と前半を6アンダーで折り返す。後半も持ち前の飛距離を生かして10番、16番のパー5でバーディを奪い、8バーディ、ノーボギーでフィニッシュ。4つのパー5全てをバーディとし、「64」はコースレコードとなった。

　一方、単独トップからでた藤田光里は3アンダー69とスコアを伸ばしながらも、通算7アンダーで及ばず。結果的にはフロントナインで喫した3つのボギーが響いたが、後半は上がり3ホールを3連続バーディで締めるなど、5バーディ、ノーボギーと持ち直し。過去3度、5位タイ以内の好位置で決勝ラウンドを迎えながら優勝を逃したリベンジとはならなかったが、次週以降に繋がるサンデーバックナインとなった。

　通算4アンダーの単独3位に菊地絵理香、トップと6打差の単独4位に開幕戦勝利のテレサ・ルー（台）、通算2アンダーの単独5位には2013年賞金女王の森田理香子が入っている。上田桃子はスコアを伸ばせず、通算1オーバー9位タイ。鈴木愛は通算2オーバーで前週優勝の渡邉彩香らと並び、15位タイで大会を終えている。

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