国内女子ツアーの今季公式戦第2戦 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯が11日、兵庫県の美奈木ゴルフ倶楽部を舞台に開幕した。昨季のスタンレーレディスゴルフトーナメントを制した姜秀衍（韓）が3アンダー69で単独トップに立つ中、ディフェンディング・チャンピオンのイ・ボミ（韓）が1アンダー71をマーク。2打差の9位タイと、史上2人目の大会連覇に向け好スタートを切った。

　首位と1打差の2位タイに今季1勝の渡邉彩香、笠りつ子、穴井詩ら7人が続き、イ・ボミと同じ9位タイに申ジエ（韓）、李知姫（韓）など8人がつけている。

　現在賞金ランキングトップを走るイ・ボミは、2ホール目（インスタート）の11番パー5でバーディを奪うと、直後の12番パー3では値千金のホールインワンをマーク。さらにハーフターンまでに2バーディ（1ボギー）を重ね、4アンダーでトーナメントをリードする。後半は3番ボギー、4番ダブルボギー、6番ボギーと一気に貯金を吐き出したものの、8番で再びバーディを奪取。出入りの激しいゴルフながらアンダーパーにスコアをまとめ、首位と2打差の好位置を確保した。

　そのイ・ボミを約3,000万円差で追う同ランク3位の成田美寿々は、女王・森田理香子、同ランク5位の酒井美紀と並ぶイーブンパー72の17位タイ発進。「賞金の大きい試合で頑張らないと、なかなか（イ・ボミとの）差が詰まらない」と不撓不屈の精神で挑んでおり、是が非でも勝ちたいところ。5月のワールドレディスチャンピオンシップに次ぐ公式戦連勝となれば、諸見里しのぶ以来5年ぶりの快挙となる。

　また、前週のゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントで2年ぶりの優勝を果たした大山志保は、ラウンド前「すごく調子がいい」と語っていたが、波に乗れず2オーバー74の45位タイ。優勝スコアが『15アンダー』に設定されており、2週連続優勝には早くもビッグスコアが必要となった。