最終戦出場の松山 年間王者の条件は?
2014年9月9日(火)午後0:55
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米男子ツアーのプレーオフシリーズ第3戦 BMW選手権が現地時間7日に閉幕し、ついに最終戦のツアー選手権(11?14日/ジョージア州イースト・レイクGC)に出場する30選手が出そろった。年間王者(ポイントランキングトップ)に輝けば1,000万ドル(約11億円)の特別ボーナス。ではランキング28位で出場を決めた松山英樹が年間王者に輝く可能性はどれほどあるのか?
同大会は一度ポイントをリセットして、最終戦の出場権を獲得した30人に上位から順に改めてポイントを振り直す形式を取る。ポイントランク1位で最終戦出場なら2,500ポイント、2位なら2,250ポイントと続き、30位なら210ポイントが“持ち点”で、これに最終戦で獲得したポイントを加算して年間王者を決める方式であるだけに、第3戦までに上位にいればいるほど有利なのは言うまでもない。
ポイントランク28位の松山の持ち点は215ポイント。同大会の優勝ポイントが2,500ポイントなので年間王者には優勝が絶対条件だが、さらに上位選手の成績が関係してくる。条件は以下の通り。
1)ポイントランク1位のクリス・カーク(米)が25位以下、2)同2位のビリー・ホースヘル(米)が6位タイ以下、3)同3位のバッバ・ワトソン(米)が4位タイ以下、4)同4位のローリー・マキロイ(北アイルランド)が3位タイ以下、5)同5位のハンター・メイハン(米)が3人以上の2位タイ以下、6)同6位のジミー・ウォーカー(米)が単独2位に入らない。この要項をクリアすれば、松山の年間王者が決定する。
2011年にはポイントランク25位だったビル・ハース(米)が、最終戦を制して1,000万ドルのビッグボーナスを獲得しており可能性はゼロではない。果たして松山の大逆転はあるか。