米女子ツアーのポートランド・クラシックは現地時間28日、オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCCで第1ラウンドを行い、韓国のキム・インキョンが7アンダー65でトップに立った。5人が参戦している日本勢は、宮里美香がイーブンパー72で59位タイにつけている。

　今季波に乗れないキムが、好スコアが続出した初日に抜け出した。この日は、3番、5番、7番でバーディを奪い前半を3アンダーで折り返すと、10番からは4連続バーディ。その後は安定したプレーを重ね7アンダー65と会心のゴルフを見せた。

　ツアー通算3勝、昨季の賞金ランクは7位とトッププロとして活躍しているキムだが、今季はベスト10入りが一度もなく現在の賞金ランクは77位。レース・トゥ・CMEグローブのランキングも86位と厳しい戦いが続く。初日に記録した7アンダー65は、今季の自己ベスト。このまま残り3日間も崩れることなく調子をキープできるか注目される。

　美香、宮里藍、野村敏京、上原彩子、有村智恵と常駐組5人が出場している日本勢。この日、美香は5番から3連続バーディと快調に飛ばしたが、その後は3ボギーとスコアを崩した。この大会は、2012年にツアー初優勝（当時はセーフウェイ・クラシック）を飾った相性の良いトーナメントだけに、2日目以降のチャージに期待が膨らむ。

　その他の日本勢は、上原と有村、そして藍が揃って1オーバー73で回り77位タイからのスタート。野村は「ショットが良くなく距離感も合わない」と苦戦し、2オーバー74で98位タイと出遅れた。

　上位はアメリア・ルイス（米）とジェニファー・ソン（米）が6アンナー66で2位タイ、4位タイに今季2勝のアンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）、ローラ・ディアズ（米）が5アンダー67で続いた。ディフェンディング・チャンピオンで大会3勝目を目指すスーザン・ピーターセン（ノルウェー）は、1アンダー71で39位タイからのスタートとなった。