国内女子ツアーのスタジオアリス女子オープンは10日、兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。一昨年のファイナルQTをトップ通過し、加賀電子カップ（新人戦）を制した期待の若手・藤田光里が2アンダー70にスコアをまとめ、今季1勝の笠りつ子と並んでトーナメントをリードした。

　初優勝を目指す藤田が2試合連続の好スタートを切った。前週行われたヤマハレディースオープン葛城でも初日単独2位発進と好調を維持する20歳はこの日、8番まで2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかったが、9番から3ホール連続でバーディをマーク。残りの7ホールは1ボギーにとどめ、ポールポジションを確保した。

　今季はここまで5試合に出場し、3度、5位以内で予選ラウンドを突破したが、決勝ラウンドの大叩き（83-77）で59位タイに終わったヤマハレディース同様、大会を通じて安定した力を発揮できていない。再びリベンジの機会を得た今週は、その雪辱に燃えている。

　その他、6バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフを展開した藤本麻子が、福田真未らとともに1アンダー71で回って3位タイに続き、ベテランの福嶋晃子、菊地絵理香はイーブンパー72の6位タイ。前週優勝の渡邉彩香も、上田桃子、飯島茜、成田美寿々、鈴木愛と1オーバー73の11位タイにつける一方、2013年の賞金女王である森田理香子は4オーバー76と崩れて40位タイと出遅れた。

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