国内女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントは17日、長野県の軽井沢72ゴルフ 北コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。イ・ボミ（韓）が大山志保、菊地絵理香との三つ巴のプレーオフを制し、先月行われたセンチュリー21レディスゴルフトーナメントに続く栄冠に輝いた。

　後続に2打差の単独トップから出たイ・ボミだが、1番でボギーを叩くなど前半を1オーバーで折り返す苦しい展開。後半に3つのバーディを奪ってなんとか2アンダー70にスコアをまとめたものの、4アンダー68で回った大山、6アンダー66を叩き出した菊地に通算13アンダーで並ばれ勝負はプレーオフに。

　しかし、18番パー4を使用したプレーオフではさすがの強さを発揮。2打目を左奥約3メートルにつけると、バーディパットもきっちり沈めてシーズン3度目の栄冠を手にした。この1勝で今季獲得賞金を9,512万円としたイ・ボミは、プレーオフに2打及ばず終戦したアン・ソンジュ（韓）を抜いて同ランクトップに浮上している。

　アンと並ぶ通算11アンダー4位タイに先月のプロテストに合格したばかりの山城奈々。前日『64』の木戸愛は2アンダー70とスコアを伸ばしきれず、ホステスプロの原江里菜、吉田弓美子らと共に通算10アンダー6位タイ。昨季大会覇者の成田美寿々は通算9アンダーで藤田幸希、渡邉彩香らと同じ10位タイに終わった。

　その他、2日目にホールインワンを達成して首位と2打差の2位タイに急浮上していた金田久美子は、5オーバー77と大きく崩れ通算4アンダー38位タイ。大会4勝のベテラン福嶋晃子は2オーバー74のラウンドで通算2アンダー50位タイで3日間の競技を終えている。