国内女子ツアーのフジサンケイレディスクラシックが24日、静岡県の川奈ホテルゴルフコース 富士コースを舞台に開幕。菊地絵理香が2週連続優勝を目指す。

　今週の最注目は、前週のKKT杯バンテリンレディスオープンで涙のプロ初優勝を成し遂げた菊地だ。今季ここまでの7試合全てに出場し、優勝1回、トップ10入りを5回マークしており、賞金ランキングでもトップに立つ。さらに初日は笠りつ子、成田美寿々と今季1勝を挙げている選手同士の組み合わせになり、多くのギャラリーを従えてのプレーとなりそうだ。初優勝の勢いそのままに、好スタートを切ることができるだろうか。

　さらに、今大会は二人のアマチュア勢にも注目が集まる。まずは、KKT杯バンテリンレディスで14位タイに入った永井花奈（日出高3年）。“アマチュア旋風"の立役者の一人でもある彼女は、昨季からレギュラーツアーでもリーダーボードの上位に名を連ね続けている。今季はプロ転向を見据えてのトーナメント出場と本人も語っているが、周囲の期待は昨年の勝みなみ（鹿児島高2年）に続くアマチュア優勝。その可能性を十分に秘めた17歳から目が離せない。

　もう一人は、前週にステップ・アップ・ツアー開幕戦のラシンク・ニンジニア／RKBレディースを制し、史上3人目のアマチュア優勝を果たした新垣比菜（興南高2年）。昨年8月のニトリレディスでは7位タイ、今季開幕戦のダイキンオーキッドレディスではローアマチュア（33位タイ）とレギュラーツアーでも結果を残しているが、今週の舞台となる川奈は特有の強い風はトッププロをも苦しめる。沖縄出身の16歳は、ツアー屈指の難コースを攻略することができるだろうか。

　その他にも、地元・静岡での連勝を狙う渡邉彩香、3試合連続2位（タイ）と調子を上げてきた昨季賞金ランキング3位のイ・ボミ（韓）、ディフェンディング・チャンピオンのファービー・ヤオ（台）、今大会は3年連続トップ10入りと相性の良い酒井美紀などトッププロも多数参戦。アマチュアの勢いか、それともプロの意地か。熱い戦いが幕を明ける。

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