国内女子ツアーのダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは8日、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。最終日をトップと1打差単独2位で迎えたテレサ・ルー（台）が、通算14アンダーまでスコアを伸ばし、逆転で2015年開幕戦を勝利で飾った。昨季最終戦のリコーカップを制しているルーは年またぎの連勝。

　この日のルーは、6番までパープレーと我慢の展開が続くも、7番、9番と1つずつスコアを伸ばし、2アンダーでハーフターン。すると、後半はさらに1段ギアを切り替え、11番＆12番、14番＆15番で連続バーディに成功、最終18番もバーディで締めて、後続の4ストロークの大差をつけ、ツアー通算5勝目を達成した。

　昨年は「日本女子オープン」「リコーカップ」で公式戦連勝を果たし、最終的な賞金ランキングで2位に入るなど、躍進の1年を送った台湾の27歳。賞金女王への想いについては「開幕戦で勝ったからといっても、先に何があるかわからないわ」と語り時期尚早としたが、今季も主役候補のひとりということは間違いない。

　以下上位陣は、通算10アンダー単独2位に森田理香子、通算9アンダー単独3位に穴井詩が入った他、今季の米ツアーで好調を維持する宮里美香が、イ・ボミ（韓）らと並ぶ通算7アンダー5位タイに。昨季賞金女王のアン・ソンジュ（韓）は通算4アンダー14位タイ、連覇を狙ったO.サタヤ（タイ）は通算3アンダー16位タイに終わっている。

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