国内女子ツアー中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンは23日、愛知県の中京ゴルフ倶楽部 石野コースを舞台に第2ラウンドの競技が終了。アマチュアの稲見萌寧（日本ウェルネス高1年）が4アンダー68をマークし、トップと4打差の通算7アンダー単独4位につけた。

　初日を3アンダー69の7位タイと好位置で終えていた稲見。序盤の4番から連続バーディを奪取すると、前半のうちにボギーを2つ叩いたものの、イーブンパーで迎えたバックナインでは4バーディ、ノーボギーと安定したプレーを披露。6バーディ、2ボギーでホールアウトとなり、予選落ち（通算15オーバー115位タイ）を喫した4月のヤマハレディースオープン葛城のリベンジを果たした。

　中学3年生で挑んだ昨年の日本女子アマチュアゴルフ選手権競技では、ストロークプレーの予選ラウンドを2位タイで突破。マッチプレーの決勝ラウンドでも、中学生で唯一ベスト8に進出する快挙を成し遂げた。今年はナショナルチームの候補選手にも選ばれた15歳は、昨年の勝みなみ（鹿児島高2年）に次ぐアマチュア優勝となるだろうか。

　リーダーボードのトップは、3位タイからスタートした吉田弓美子。ノーボギーの7アンダー「65」と完璧なラウンドで通算11アンダーとし、ただ一人スコアを二桁アンダーに乗せて2013年のゴルフ5レディス以来となるツアー5勝目に王手をかけた。その他上位は、通算9アンダーの単独2位にジョン・ジェウン（韓）、通算8アンダー単独3位に穴井詩が続いている。

　今季8試合中7試合でトップ10入りを果たしてる上田桃子は、通算6アンダーで2週連続優勝を目指すイ・ボミ（韓）らと並んで5位タイ。今季2勝目を狙う成田美寿々と飯島茜が通算5アンダー8位タイにつけている。また、17位タイから出た横峯さくらは1バーディ、2ボギーの1オーバー73とスコアを落とし、通算イーブンパーで前田陽子、香妻琴乃らと同じ29位タイに後退した。

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