“注目選手”として祭典に挑む松山 日本人初のメジャー制覇なるか
2015年4月9日(木)午後1:48
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(写真提供:Getty Images)
現地時間9日にジョージア州の“ゴルフの聖地”オーガスタ・ナショナルGCで開幕するマスターズ。日本勢で唯一の出場となる松山英樹が、日本人初となるメジャー制覇に挑む。
松山は、昨年5月のザ・メモリアル・トーナメントで米ツアー初優勝を飾って以来、ゴルフ界の次世代を担う「ヤングガンズ」として注目を集めてきた。米ゴルフ専門チャンネルの『ザ・ゴルフ・チャンネル(電子版)』が選出する「2015年の注目選手 TOP10」では4位に選出され、卓越したショット技術と飛距離を武器に今季も躍進。未だ優勝はないものの、11試合に出場して予選落ちはわずかに1回。トップ10入りが5度、3位タイが2回、2位タイが1回と安定した成績を残している。
あえて不安視するとすれば、2月のノーザン・トラスト・オープンで痛めた左手首だ。以前から負傷していた箇所を再び痛め、出場を予定していたザ・ホンダ・クラシックを急きょ欠場することとなってからは、WGC-キャデラック選手権で23位タイ、アーノルド・パーマー招待で21位タイと、1月、2月に比べて順位を下げている。この2大会に共通するのは、予選ラウンドでの出遅れ。キャデラック選手権では41位タイ、アーノルド・パーマー招待では55位タイと、最初の36ホールでスコアを落とす傾向にある。
さらにオーガスタでは、昨季大会の初日で「80」を叩き、予選落ち。世界のトッププレーヤーが集うマスターズで優勝を狙うには、序盤での出遅れは致命的となる。なるべく上位陣に食らいついて決勝ラウンドを迎えることが、優勝へのアドバンテージとなるだけに、予選ラウンドでのプレーに注目したい。
パワーランキング(優勝予想)では「オーガスタでの過去3ラウンドで2度『80』を叩いているが、今季は5度のトップ10入りを果たしている」として14位にランクイン。イアン・ポルター(英)、フィル・ミケルソン(米)らを抑えての順位には、日本だけでなく米国本土で注目されている証しだ。プロ転向後2度目、そして“注目選手”として初となるゴルフの祭典に挑む松山は、どのようなプレーを見せてくれるだろうか。
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