国内女子ツアーのワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップは10日、茨城ゴルフ倶楽部 東コース（茨城県）を舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独首位から出た現役女子大生プロのチョン・インジ（韓）が通算12アンダーで、国内ツアー初出場初優勝をメジャー制覇で飾った。

　後続と5打差でティーオフしたチョンは、出だしの1番でバーディを奪ったものの、前半のうちに3つボギーを叩き、1オーバーでハーフターン。サンデーバックナインの12番でもボギーが先行するも、直後の13番でバーディを取り返し、3バーディ、4ボギーの1オーバー73でホールアウト。短いウイニングパットを沈めた瞬間、両手を天に伸ばした。

「大先輩のイ・ボミや世界的に有名な上田桃子とプレーできて良かった」と語ったチョン。最終日でスコアを落とし、メジャー最少スコアの14アンダーには届かなかったものの、しっかりと後続を抑え「応援してくれてありがとう」と日本語でインタビューに答えた。

　通算8アンダーの単独2位に上田、イ・ボミは通算4アンダーで単独3位と続いている。世界ランキング21位のジェシカ・コルダ（米）が通算3アンダーで飯島茜らと並び4位タイ。通算2アンダー8位タイには鈴木愛らが入っている。

　ディフェンディング・チャンピオンの成田美寿々は通算2オーバーで、2013年賞金女王の森田理香子らと並び20位タイ。米ツアーから帰国参戦の宮里美香は、通算4オーバー27位タイで大会を終えている。

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