M.ウィー2週連続V王手! 藍は予選落ち危機
2014年6月29日(日)午前9:27
前週悲願の全米女子オープン制覇を達成したミッシェル・ウィー(米)が2週連続Vに王手をかけた。
米女子ツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権は現地時間28日、アーカンソー州のピナクルCCを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、雷雨により最終組が8ホールを終えた時点でサスペンデッドとなった。5人出場している日本勢の中では、宮里藍と有村智恵がホールアウト出来ず最終日に第2ラウンドの残りを消化しなければならない状況だ。
そんな中、初日77位タイと出遅れた宮里美香が3バーディ、1ボギーの2アンダー69をマークし、通算1アンダーで予選突破圏内の暫定43位タイに浮上。持ち前のショットにパットが噛み合い始めたことで復調の兆しを見せている。
しかしそのほかの日本勢は苦戦。ルーキーの野村敏京は2バーディ、4ボギーの2オーバー73と崩れ、通算イーブンパーで初日の25位タイから暫定54位タイに後退。歴代優勝者のひとり、藍は13ホール終了時点で2つスコアを落とし通算2オーバー暫定83位タイまで順位を下げており、予選突破には残り5ホールで少なくても2つスコアを伸ばさなければならない状況に追い込まれた。
また有村は16ホールを終え3バーディ、3ボギーで踏ん張っているが、通算3オーバーは暫定92位タイと苦しい戦いが続いており、2日連続2オーバー73に終わった上原彩子は通算4オーバー暫定105位タイに低迷している。
上位争いは初日の『66』に続き、この日も6バーディ(1ボギー)を量産し5アンダー66を叩き出した絶好調ウィーが通算10アンダーで暫定トップ。独自のパッティングスタイルを編み出しグリーン上で自信を取り戻したウィーは、メジャー制覇に続く優勝に向け勢いが止まらない。
2打差の暫定単独2位にリュウ・ソヨン(韓)。3打差の暫定3位タイにシェラ・チョイ(韓)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)らがつけ、世界ランク1位のステイシー・ルイス(米)がこの5つスコアを伸ばし、通算6アンダーで初日の43位タイから暫定6位タイに順位を上げた。
しかし初日のトーナメントリーダー、エリーナ・シャープ(カナダ)は15ホール終了時点で2つスコアを落とし、通算4アンダー暫定15位タイに後退している。