国内女子ツアーのアース・モンダミンカップは27日、千葉県のカメリアヒルズカントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。今季4日間大会3戦2勝のアン・ソンジュ（韓）が3つスコアを伸ばし、通算9アンダーで後続に2打差をつけて単独トップを守った。

　アンは今季、4日間大会の「ヤマハレディースオープン葛城」「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」で優勝。唯一優勝を逃した「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でも単独4位に入るなど4日間でのトーナメントで抜群の強さを発揮している。この日も4番パー3でホールインワンを達成するなど1イーグル、3バーディ（2ボギー）を奪って今季4勝目に向け予選ラウンドを首位で折り返した。

　また、アンと2打差の2位タイに今季好調の原江里菜、藤田幸希が浮上。特に藤田はノーボギーの5アンダー67と文句のつけようがないゴルフを見せた。今季は3年ぶりのツアーVがかかった3月のアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIで王手をかけながら最終日終盤にスコアを落として自滅。優勝を逃しているだけに今大会でリベンジとなるか。

　上位陣は原、藤田と並ぶ2位タイにテレサ・ルー（台）。通算6アンダー5位タイにこの日のベストスコア6アンダー66をマークした北田瑠衣、木戸愛、三塚優子、全美貞（韓）ら、通算5アンダー13位タイに第1回大会（2012年）チャンピオンの服部真夕、成田美寿々、大山志保、李知姫（韓）らが続いている。

　前週のニチレイレディスで最後まで優勝を争った申ジエ（韓／優勝）と藤田光里（2位タイ）が通算3アンダー31位タイ。初日出遅れた横峯さくらは3つスコアを伸ばし、通算2アンダーで、産休から復帰した茂木宏美と並ぶ43位タイに浮上した。昨季賞金女王の森田理香子も通算1アンダー54位タイでなんとか予選通過を果たしている。