地元勢強し! G.コージー逆転で念願のツアー初V達成
2014年2月10日(月)午前10:26
27歳のジョージ・コージー(南ア)が逆転で念願のツアー初優勝を飾った。
欧州ツアーと南ア・サンシャインツアー共催のジョバーグ・オープンは現地時間9日、南ア、ロイヤル・ヨハネスバーグ&ケンジントンGCのイーストCを舞台に最終ラウンドの競技を行い、この日6位タイからスタートしたコージーがノーボギーの6アンダー66をマーク。通算19アンダーまでスコアを伸ばし、2位に並んだジン・ジョン(韓)、ティレル・ハットン(英)、ジャスティン・ウォルターズ(南ア)の3人に3打差をつけ逆転Vを達成した。
「言葉が見つかりません。この気持ちをどう表現して良いのか…。長いことこの瞬間を待ち続けていたから、喜びもひとしおです」と声を詰まらせ喜びを噛み締めたコージー。折しも前日は彼の母親の誕生日だったそうで「プレゼントを買い忘れていたから、これがちょうど良いサプライズプレゼントになる」とコージーは愛嬌のある笑顔を浮かべた。
首位タイからスタートした同郷の先輩トーマス・エイケン(南ア)が出入りの激しいゴルフでスコアを2つ落とし、通算15アンダー5位タイに終わる中、コージーが地元勢Vの砦を死守した格好だ。
ところで今大会はまだ全英オープン(現地時間7月17?20日/英、ロイヤルリバプール)の出場権を持っていない上位3名に本戦行きの切符が与えられる、実質全英オープンの予選。その権利をコージーとジョン、ウォルタースの3人が獲得。同じく2位タイに食い込んだハットンは世界ランクが3人のうちもっとも低かったため(276位)不運にも出場権の獲得はならなかった。
完全復活を目指し予選ラウンドをトップでクリアしたエドアルド・モリナリ(伊)は最終日に3オーバー75と崩れ通算8アンダーで前日の8位タイから37位タイに急降下。初日からエンジンがかからなかったマスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)も通算4アンダー59位タイの下位に終わっている。