S.ガルシア大逆転V! プレーオフで昨年の雪辱果たす
2014年1月26日(日)午前11:12
3日目までノーマークだったセルヒオ・ガルシア(スペイン)がプレーオフを制し大逆転優勝を達成した。
欧州ツアーの中東シリーズ第2戦 コマーシャルバンク・カタール・マスターズ(カタール、ドーハGC)は現地時間25日、最終ラウンドの競技を終了。11位タイからスタートしたガルシアがノーボギーの7アンダー65と猛チャージを見せ通算16アンダーまでスコアを伸ばし、ミッコ・イロネン(フィンランド)と首位に並び決着はプレーオフにもつれ込んだ。
ガルシアにとって本大会は、昨年最終日最終ホールでクリス・ウッド(英)が劇的なイーグルを奪い、土壇場で逆転を許し2位(タイ)に甘んじたいわくつきのトーナメント。雪辱を期してプレーオフに臨んだガルシアは途中、バンカーからのピンチを絶妙なアプローチでしのいで粘り、サドンデス3ホール目でついにイーグル逃しのバーディを奪ってイロネンを下し、劇的なツアー通算11勝目を挙げた。
「もちろん気分は良いさ。6か7アンダーを出せばチャンスはあると思っていた。去年と同じように17番、18番でチャンスをものに出来ずにヒヤッとしたけれどね」と感無量のガルシア。過去プレーオフの成績は2勝4敗と分が悪いことを指摘されると「緊張した」と苦笑い。この勝利で月曜日に発表される最新の世界ランクトップ10入りが決定したスペインの星は、好調な今季こそ悲願のメジャー獲りを目指すつもりだ。
その他上位陣は、通算15アンダー3位タイに前日までトーナメントを引っ張ったラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)とトービヨン・オルセン(デンマーク)が並び、通算14アンダー5位タイにジョージ・コージー(南ア)、トーマス・エイケン(南ア)、アルハンドロ・カニサレス(スペイン)、スティーブ・ウェブスター(英)が入った。
今季まだエンジンがかかっていないベテランのアーニー・エルス(南ア)は最終日4アンダー68をマークし通算6アンダーまでスコアを伸ばしたが37位タイにとどまっている。