P.ミケルソン、猛追『63』で急浮上! R.マキロイ無念の2打罰…
2014年1月19日(日)午前10:06
前日まで低迷していたフィル・ミケルソン(米)がムービングデーに本領を発揮した。
欧州ツアーのアブダビHSBCゴルフ選手権(UAE、アブダビGC)は現地時間18日、第3ラウンドの競技を終了。前日43位タイに低迷していたミケルソンが1イーグル、9バーディ(2ボギー)を奪う猛攻で9アンダー63と爆発し、単独トップのクレイグ・リー(スコットランド)に2打差の通算10アンダー2位タイに急浮上した。
「(トップと)2打差あるけれど初戦から優勝を狙えるポジションを確保出来たのは喜ばしいこと。初日は全くフィーリングが出せなかったけれど、2日目、3日目と尻上がりに感覚が研ぎ澄まされてきている。最終日もこの流れで行ければいいね」とミケルソンは2014年の幕開けを勝利で飾る気満々だ。
一方、世界ランキング1位返り咲きを狙うローリー・マキロイ(北アイルランド)はホールアウトした時点でツアー初Vを狙うリーに1打差の単独2位につけていた。しかし、ラウンド後、同伴競技者のキャディから「2番でのドロップの処置が違反に当たるのではないか?」との申し出があり、ビデオチェックと本人を交えた現場検証を行った結果、処置に誤りがあったことが発覚。
結局パーでホールアウトした2番に2打罰が科され4バーディ、1ダブルボギーの2アンダー70にスコアが修正され、パブロ・ララサバル(スペイン)と並ぶ通算9アンダー4位タイに後退した。昨年予選落ちに終わった悔しさに、2打罰の悔しさが加わったマキロイ。最終日は3打差を逆転すべくリベンジに挑む。
その他上位陣は、通算8アンダー6位タイに50歳のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、トンチャイ・ジェイディ(タイ)といったベテランが並んでいる。