P.ハリントンのキャディが脱水症状で倒れる
2014年1月11日(土)午前11:17
メジャー3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)のキャディがラウンド中倒れるというアクシデントが起きた。
現地時間10日に行われた欧州ツアーのボルボ・ゴルフ・チャンピオンズ(南アフリカ、ダーバンCC)第2ラウンドで、ハリントンの義兄でありキャディのローナン・フルード氏が吐き気を訴えた後、その場に倒れ込み戦線離脱を余儀なくされた。医務室に運ばれ医師の診断を受け脱水症状だったことが判明。治療を受けたフルード氏はすでに回復に向かっているが、困ったのはハリントンだ。
しかし、そこに救世主とも言える人物の姿が現れる。30年以上の知り合いである同郷のカメラマン、パット・キャッシュマン氏が休暇を利用し観戦に訪れていたのだ。そこでハリントンはキャッシュマン氏に急遽キャディの代役を頼み、65歳のゴルフカメラマンが快諾。にわかコンビの誕生と相成った。
キャッシュマン氏はゴルフ歴は長いが、キャディの経験は無かった。「ラウンド前の練習場でローナン(フルード氏)に会ったら具合が悪そうだった。もし何かあったら電話してくれ、と言ってあったんだ。主催者が代わりのキャディを用意すると言ってきたらしいが、ハリントンが担いでくれというので快諾した。ラインを読んだりクラブ選択のアドバイスをするわけじゃない。ただプレーヤーが円滑にゴルフに集中出来るようにしただけ」と、キャディについた経緯を明かした。
一方、当のハリントンは「普段は当たり前のように仕事をしてもらっているが、彼に倒れられて改めてキャディの有り難みが分かった」とコメント。ちなみにハリントンのスコアは初日、2日目とも1アンダー71で通算2アンダー。首位グループに5打差の11位タイで2日目の競技を終えている。