松山は12位タイで終戦 逆転VのR.マキロイがNo.1返り咲きを確実に
2014年8月4日(月)午前9:42
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世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ第3戦ブリヂストン招待は、オハイオ州のファイアーストーンCCを舞台に現地時間3日、最終ラウンドの競技を終了。10位タイで出た松山英樹は、2アンダー68をマークし通算6アンダーとしたが、順位を12位タイに落とし4日間を終えた。ローリー・マキロイ(北アイルランド)が通算15アンダーまでスコアを伸ばして逆転優勝。トップでスタートしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)は通算13アンダーで単独2位に終わった。
1番、2番連続バーディと幸先良くスタートした松山は4番でボギー。7番でバーディを獲り返しスコアを2つ伸ばして折り返した。後半も10番、11番をバーディとしチャージが期待されたが、13番でボギーを叩くと15番パー3ではティーショットを引っかけ左のバンカーに。バンカーからも寄せきれずボギーとした。結局この日は5バーディ、3ボギーの2アンダー68。アンダーパーをマークしたが、順位は2つ落とす結果となった。
後半に入り、最終18番の残り約3メートルなど再三バーディチャンスにつけながら、パットを決めることが出来なかった。松山自身も「(18番は)良いショットを打ったがパットが入らず残念。良いストロークしても(パットが)入らず悩んでいる」とグリーン上での不調を口にする。大舞台になればなるほどパットがカギとなるだけに、現地時間7日からの全米プロゴルフ選手権(ケンタッキー州バルハラGC)までにしっかりと調整したい。
一方、全英オープンとは逆の立場で最終日を迎えたマキロイとガルシアの優勝争いは、マキロイが5番までに4つのバーディを獲り一気に3打差を逆転。ガルシアがスコアを伸ばせず苦しんでいる隙に全英オープンに続くツアー通算8勝目を逆転で飾った。
勢いに乗るメジャーチャンピオンに運も味方した。通算14アンダーで並んで迎えた10番のティーショットは大きく右に曲がったものの、木に当たりフェアウェイに戻ってくるラッキーショットに。ガルシアが何度もバーディチャンスにつけながらパットを決めきれないのとは対照的だった。
これでマキロイは世界ランクトップに返り咲くことが確実となり、一昨年優勝した全米プロゴルフ選手権には世界No.1プレーヤーとして全英オープンに続く4度目のメジャー制覇を目指すことになる。
松山以外の日本勢は、丸山大輔が8オーバー78と大きくスコアを崩し通算17オーバーの68位、竹谷佳孝は5オーバー75で回り通算18オーバー69位タイだった。
上位は、マーク・リーシュマン(豪)が通算12アンダーで単独3位。通算9アンダーの4位タイにキーガン・ブラッドリー(米)、ジャスティン・ローズ(英)ら4人が入った。尚、連覇が期待された大会8勝のタイガー・ウッズ(米)は、9番ホールのティーショットを打ったところで背中の痛みを訴え棄権。既に南フロリダに戻っており、症状を見ながら今季最終メジャーへの出場を決めるという