メジャー前哨戦 藍&上原、3打差12位タイ好発進!
2014年3月28日(金)午後0:57
メジャー前哨戦で宮里藍、上原彩子の2人が好発進を切った。
シーズン最初のメジャー大会、クラフト・ナビスコ選手権(現地時間4月3?6日/カリフォルニア州ミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントC)を次週に控えた米女子ツアーは現地時間27日、カリフォルニア州アビアラGCを舞台にキア・クラシック第1ラウンドの競技を行った。
日本のエース宮里は、パー3以外の14ホール中13ホールでしっかりとフェアウェイをとらえ、18ホール中15ホールでパーオンする安定したショットで危なげなくプレー。だが、パットが決まらず、3バーディ、1ボギー。2アンダー70で、首位グループに3打差の12位タイと、残り3ラウンドで優勝も狙えるスタートに白い歯を見せた。
ツアー2年目の上原もまずまずのショットで、フロントナインで3つのバーディを奪取。バックナインは1バーディ、2ボギーと1つスコアを落としたものの、それでも2アンダー70で宮里と並ぶ12位タイと初Vに向けて好位置を確保した。
対照的に残る2人の日本勢は出遅れている。野村敏京が2オーバー74で71位タイ、有村智恵は5オーバー77で117位タイ。2人揃って2日目の巻き返しにかける。
5アンダー67をマークし首位を並走するのは、ポーラ・クリーマー(米)とマリアージョ・ウリベ(コロンビア)の2人。今季HSBC女子チャンピオンズで4年ぶりのツアー10勝目を挙げるなど絶好調のクリーマーと、アンオフィシャルだった2011年のHSBCブラジルカップで優勝したものの、ツアー未勝利であるウリベが引っ張るメジャー前哨戦。誰が勢いを手にして大一番に臨むことになるのか。混戦模様の女の戦いは、最後まで目が離せない。
その他上位陣は、首位グループに1打差の3位タイでクリスティー・カー(米)、フォン・シャンシャン(中)ら4人が追走。さらに1打差の7位タイには、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)、レクシー・トンプソン(米)、アザハラ・ムニョス(スペイン)らがいる。宮里、上原と並ぶ12位タイにはステイシー・ルイス(米)、ミッシェル・ウィー(米)、リュウ・ソヨン(韓)、朴セリ(韓)らが名を連ねており、ディフェンディング・チャンピオンのベアトリス・リカーイ(スペイン)はヤニ・ツェン(台)と並び1アンダー71の30位タイにつけている。
一方、先週シーズン2勝目を挙げたカリー・ウェブ(豪)は3オーバー75で85位タイ、前週そのウェブに逆転負けを喫したリディア・コ(ニュージーランド)も2オーバー74を叩き、野村と並ぶ71位タイといずれも出遅れている。