今季初優勝なるか!? 注目は推薦出場の宮里藍!
2014年10月29日(水)午後3:13
米女子ツアーのアジアシリーズ第5戦 フボンLPGA台湾選手権が現地時間30日から台湾のミラマーGCで開幕。ノルウェーのスーザン・ピーターセンが大会三連覇を目指して登場する。
この大会は昨季までサンライズLPGA台湾選手権として開催されていたが、過去2年間はピーターセンが優勝。得意の舞台で今季初勝利を挙げようと乗り込んでくる。今季は全英リコー女子オープン2位タイなど度々上位につけているが、優勝まで一歩手が届いていない。ツアーは後半に入りアジア勢のチャンピオンが続いており欧米勢の活躍が目立っていないが、ピーターセンもそんな中の一人。存在感を示す意味でも、相性の良いこのトーナメントでしっかり結果を出して最終戦への勢いをつけたいところだ。
日本勢は上原彩子、野村敏京に加えて宮里藍が推薦でアジアシリーズ初登場。今季は賞金ランク89位と苦戦し、シード権確保が厳しくなった。来季は殆どの試合でプレーできるとはいえ、シード獲得の残された道は、レース・トゥ・CMEグローブのポイントランキングを上げ最終戦に出場して高額賞金を獲得すること。この大会に予選落ちはなく、推薦で出場した場合は、獲得賞金が賞金ランクに加算されないが、同レースのポイントは加算されるだけに、是が非でも優勝に近い位置でフィニッシュしたいはず。今大会は、宮里にとって単なる推薦でのプレー以上に意味がある。
国内女子ツアーの富士通レディース(千葉県、東急セブンハンドレッドクラブ 西コース/10月17日?19日)では31位タイと目立った活躍はなかったが、9月中旬のヨコハマタイヤLPGAクラシック以来となるツアー参戦。約1か月半ぶりの復帰戦で、宮里の意地が見たいところだ。
その他、地元のヤニ・ツェン(台)、ミッシェル・ウィー(米)、ステイシー・ルイス(米)らビッグネームが登場。強豪韓国勢ももちろん出場する予定となっている。我々日本のファンとしては、こういった厚いフィールドの中で奮闘する宮里ら大和撫子たちの好プレーに期待したい。