藍ら日本勢4人が挑むメジャー前哨戦!
2014年3月27日(木)午前11:15
メジャー前哨戦に実力者たちが全力で臨む。
現地時間27日に開幕する米女子ツアー、キア・クラシック(カリフォルニア州アビアラGC)は、次週にメジャー今季初戦のクラフト・ナビスコ選手権(4月3?6日/カリフォルニア州ミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントC)を控えた大切な一戦だ。そこに宮里藍、有村智恵、上原彩子、野村敏京の4人の日本勢を含むトッププレーヤーたちが集結し、じっくりとメジャーへの最終調整を行い自信をつけようと意気込んでいる。
宮里は今季なかなか結果が出ずに苦しんでいるが、元々実力は十分に持っている選手。一試合でポンと上位に入れば自信を取り戻し、最高の状態でメジャーに臨める可能性は十分にある。
有村、上原の2人は、米ツアー2年目という正念場を迎えており、すっかり慣れた場所でそろそろ結果が欲しいところだ。ルーキーの野村は現在日本勢で最高位の賞金ランク46位につけおり、クラフト・ナビスコ選手権には今大会終了後、同ランク80位以内に入れば出場できるとあって、とにかく上位に入ることだけを考えている。
本命は、先週逆転でシーズン2勝目を飾ったカリー・ウェブ(豪)。39歳になった今でも存在感抜群のスーパー・グランドスラマーの勢いはどれほどのものか。予選ラウンドで一緒に回るのは、前週ウェブに逆転負けを喫した16歳のリディア・コ(ニュージーランド)と26歳のアザハラ・ムニョス(スペイン)。若い2人を相手にウェブが見せる技にも注目したい。
また、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)は、同2位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)に平均ポイントで0.89と迫られており、こちらの争いからも目が離せない。
他にステイシー・ルイス(米)、ポーラ・クリーマー(米)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)らも参戦し、しのぎを削り合う。尚、宮里美香はメジャー前週をあえて休みにして大一番に臨む計画のため、今大会には出場しない。