日本全チームトップ! 米韓がワイルドカード対決の波乱
2014年7月27日(日)午前11:06
今季から新たに米女子ツアーのスケジュールに加わった国別対抗戦インターナショナル・クラウンは現地時間26日、メリーランド州ケーブスバレーGCを舞台に予選ラウンド最終日の競技を終え、“チーム・ジャパン”は出場8か国中トップの『8』ポイントを挙げ、最終日決勝ラウンド(シングルスマッチ)進出を決めた。
出場8か国が4チームずつ2つのグループに分かれ総当たりで行われる予選リーグ(2人1組のフォーボールマッチ/勝ち=2ポイント、引き分け=1ポイント、負け=0)最終日、強豪・韓国チームと対戦した日本チームは1勝1敗で2ポイントを獲得。3日間の通算ポイントを『8』に伸ばし予選Bグループ1位となった。
2位がこの日オーストラリアチームに2連勝したスウェーデンチーム、第2シードの韓国がワイルドカード(グループAとグループBの3位同士が決勝ラウンド進出をかけ戦う)に回る波乱が起きた。
一方、予選Aグループは大接戦。まずは台湾チームに2連勝したスペインチームが7ポイントまで伸ばし決勝ラウンド進出を決めたが、もつれたのが大会第1シードのアメリカ対タイの対戦だ。アリヤ&モリヤのジュタヌガーン姉妹にクリスティー・カー&レクシー・トンプソン組が3アンド2で快勝したものの、世界ランク1位のステイシー・ルイスとポーラ・クリーマーのコンビが噛み合ず接戦を落とし惜敗。その結果タイチームが7ポイントで決勝進出を決め、アメリカチームがまさかのワイルドカード対決に回ることに。
両組3位のうち決勝ラウンドに進出出来るのは1組だけ。しかもそれが第1シードのアメリカと第2シードの韓国の対決になるとは大会前誰が予想しただろうか? アメリカはカー&レクシー組、韓国はパーク&リュウ組が決勝進出最後の1枠をかけ大一番(プレーオフ)に臨むこととなった。
16番パー5で行われたサドンデス1ホール目。カーがイーグル逃しのバーディを奪ったもののレクシーが得意のパー5でバーディならず。一方の韓国はパーク、リュウがともにバーディを決めあっさりと決着。韓国が辛くも最後の1枚の切符を手にし、最強の呼び声が高かった自国開催のアメリカが予選ラウンドで姿を消す結果となった。
これで最終日は日本、スウェーデン、タイ、スペイン、韓国の5か国がシングルマッチを行い、予選同様勝ちが2ポイント、引き分けが1ポイント、負けが0ポイントのポイント制で雌雄を決することに。予選のポイントも持ち越されるため1位通過の日本にとっては有利だが、ゴルフは最後まで何があるかわからない。藍は果たして9年前のワールドカップ初代チャンピオン(チーム戦)に続き今回も初代チャンピオンチームの一員になれるのだろうか?