藍&さくらミラクル連発! 日本グループ1位で決勝進出
2014年7月27日(日)午前10:52
宮里藍と横峯さくらの“親友コンビ”がスーパーショットを連発。チーム・ジャパンは見事予選B組1位で決勝ラウンド進出を決めた。
今季から新たに米女子ツアーのスケジュールに加わった国別対抗戦インターナショナル・クラウンがメリーランド州ケーブスバレーGCを舞台に現地時間26日、予選ラウンド3日目の競技を終了。出場8か国が4チームずつ2つのグループに分かれ総当たりで行われる予選リーグ(2人1組のフォーボールマッチ/勝ち=2ポイント、引き分け=1ポイント、負け=0)最終日、B組の日本は最強・韓国チームを迎えた。
第1マッチでは宮里美香&比嘉真美子組がインビー・パーク&リュウ・ソヨンのメジャーチャンピオンペアに苦戦を強いられ4アンド3で敗れたものの、前日6ダウンからオールスクエア(引き分け)に持ち込むミラクルを演じた藍&横峯ペアはその勢いのままこの日もキム・インキョン&チェ・ナヨンペアを逆転(3アンド2)で下し勝ち点2をもぎ取った。
出だしの1番でキム&チェにいきなり1アップを許した藍&横峯。前半は一進一退の攻防が続き8番キムのバーディで1ダウン。しかしその流れを変えたのが10番パー4での横峯のセカンドショットだった。そのホール、フェアウェイから放った8番アイアンの第2打が直接カップに飛び込むミラクルイーグルを奪ってオールスクエアに戻すと、11番では藍が至近距離に寄せ相手からコンシード(OK)を引き出し1アップ。
続く12番パー5では2オンを逃した横峯が今度はグリーン外からのアプローチをカップインさせ、再びのチップインイーグルでたちまち2アップの優位に立つ。すると14番パー4で今度は藍が手前の深いバンカーからチップインバーディを決め3アップ。引き分けでも勝ちが決まる16番ホールで相手がバーディを逃しパーで引き分け、3アンド2で藍&横峯組が貴重な2ポイントを獲得した。
「長い一日だったけど、上手く噛み合ったと思います」と疲労感を滲ませながらも晴れやかな表情を見せた藍。「今日は奇跡的に良いゴルフ出来て勝てました」と横峯もホッと胸をなで下ろす。結果的には3アンド2の大勝だったが「中身は接戦でした。エネルギーを使い切った」と2人は苦笑い。これで累計ポイントは『8』で予選B組トップで最終日のシングルスマッチにコマを進めることになった“チーム・ジャパン”。初代チャンピオンの座がかかる最終日は「自分たちのゴルフをするだけ」と2人そろって気を引き締めた。
グループBその他の対決はアンナ・ノルドクビスト率いるスウェーデンチームがオーストラリアチーム相手に大差の2連勝を挙げ4ポイントを追加。通算7ポイントとしてグループリーグ2位で決勝ラウンド進出を決めている。