日本、依然グループ1位! 藍&さくら逆境跳ね返す
2014年7月26日(土)午前9:57
“チーム・ジャパン”が初日に続き1勝1分の3ポイントをゲット。グループリーグトップで明日、いよいよ最強インビー・パーク(韓)率いる韓国チームと激突する。
今季から新たに米女子ツアーのスケジュールに加わった国別対抗戦インターナショナル・クラウンがメリーランド州ケーブスバレーGCを舞台に現地時間25日、予選ラウンド2日目の競技を終了。出場8か国が4チームずつ2つのグループに分かれ総当たりで行われる予選リーグ(2人1組のフォーボールマッチ/勝利=2ポイント、引き分け=1ポイント、敗北=0)2日目、日本チームはオーストラリアチームと対戦をした。
まずは宮里美香&比嘉真美子ペアがグランドスラマーのカリー・ウェブと最年少イ・ミンジと激突。出だし直後の2番ホールでウェブにバーディを奪われ1ダウンを喫するが、4番で比嘉がバーディを奪い返しイーブンに戻す。そこからは完全に日本のペース。6番、11番でリードを広げ3アップで迎えた16番パー4。引き分けでも勝ちのドーミーホールでウェブが意地を見せてバーディを奪うも、比嘉&美香の2人もバーディで応酬。2ホールを残し3アンド2で快勝し勝ち点2をゲットした。
続く宮里藍&横峯さくら組は劇的な展開が待っていた。キャサリン・ハル&リンジー・ライトのペア相手に前半まったく良いところなく1番、2番、4番、7番、11番でホールを奪われ11番終了時点で6ダウンの絶体絶命。12番で横峯がバーディを奪ってようやく5ダウンに戻したが、以降1つでもホールを落とせば負けが決まるピンチ。ところがそこから奇跡の“なでしこチャージ”が始まる。
13番、14番で相手がミスを連発して連取し3ダウン。16番でパー5で藍が下りのスライスラインを読み切りバーディ奪取で2ダウン。17番パー3で横峯が値千金のバーディで遂に1ダウンに持ち込むと、最終18番は追いつめられたオーストラリアの2人がともにパーオン出来ずボギー。きっちりパーに収めた藍&横峯ペアが絶妙のチームワークで6ダウンの劣勢を跳ね返しオールスクエア=引き分けとし貴重な1ポイントをチームに献上。通算6ポイントでグループBのトップを守ったのは、まさに藍の言う「団結力」が実った結果だ。
2位は4ポイントの韓国チーム、スウェーデンチームとオーストラリアチームがともに3ポイントで3位タイ。予選Aグループは5ポイントのタイチームが1位。初日まさかの0ポイントに終わったアメリカチームが2日目は連勝して4ポイントを挙げ、2位タイに浮上。台湾がアメリカと並び、スペインが3ポイントで同グループ最下位。
尚、残り1日で各グループ上位2チームと、3位同士のプレーオフを勝ち抜いた1チーム、計5チームが最終日のシングルスマッチを戦い初代チャンピオンチームが決定する。