K.ウェブが6打差大逆転で今季2勝目! 日本勢は不発…
2014年3月24日(月)午前11:01
日本勢は最後までグリーン上で苦しみ上位進出はならなかった。
米女子ツアーの今シーズン米国本土初戦のJTBCファウンダーズ・カップ(アリゾナ州ワイルドファイアGC)は現地時間23日、最終ラウンドの競技を終了。最終日のチャージが期待された日本勢は2アンダー70をマークし通算9アンダーまでスコアを伸ばしたルーキーの野村敏京が36位タイに入ったのが最高。「トップ10入りを目指す」と語ってスタートしたが、持ち前の長打力にパットが噛み合ず平凡な成績に終わり渋い表情だった。
前日好調なプレーで23位タイにつけていた宮里美香は好調なショットで再三チャンスを作りながら、バーディパットがあと一筋で入らない場面が多く「ストレスが溜まった」と1オーバー73を叩き、通算8アンダー43位タイに終わっている。
それでも「ゴルフの調子自体は悪くないので前向きにとらえたい」と明るい表情を見せ、次週は試合を休んで「100ヤード以内の調整」に当て今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権(4月3?6日/カリフォルニア州ミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントC)に備えることになる。
徐々に調子が上向いている宮里藍は11番までに3つスコアを伸ばし波に乗るかと思われたが、後半2ボギーを叩いて1アンダー71止まり。通算6アンダー50位タイに終わり「(前半)2バーディが来て流れが良くなると思ったけれど、風が思ったより難しくアイアンの距離感が合わなくなってきた」とチャージ不発の原因を分析。不安を抱えるパッティングも「フィーリングは良いので深く考えずに行きたい」と、サバサバした様子だった。
もう1人、上原彩子は最終日にして5バーディ(2ボギー)を奪って4人の中でただひとり60台(3アンダー69)をマークし通算7アンダー47位タイまで順位を上げた。尚、有村智恵は予選で姿を消している。
優勝争いは上位を独占していたヤングガンが次々と脱落。最終日にコースレコードタイの9アンダー63と爆発したカリー・ウェブ(豪)が通算19アンダーまでスコアを伸ばし大逆転でツアー通算41勝目を達成。
すでに今季第2戦のISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンで優勝を飾っている大ベテランが6打差の20位タイから記録と記憶に残る勝利を挙げ「昨日パッティングのヒントをつかんで、今日は20アンダーまで伸ばすわ、と友達に言っていたんです」と喜んだ。
単独トップでスタートしたリディア・コ(ニュージーランド)は前半4連続バーディを奪いながら中盤思ったようなプレーが出来ず2アンダー70。通算18アンダーでウェブに1打届かず2位タイでフィニッシュした。同じく2位タイにディフェンディング・チャンピオンのステイシー・ルイス(米)、アザハラ・ムニョス(スペイン)、エイミー・ヤン(韓)、ルーキーのイ・ミリム(韓)が入っている。