L.コ単独トップ浮上! 美香23位タイ 藍は後退
2014年3月23日(日)午前11:13
好スコアが続出したムービングデー、日本勢はバーディ合戦についていけず上位進出はならなかった。
米女子ツアーの今シーズン米国本土初戦のJTBCファウンダーズ・カップ(アリゾナ州、ワイルドファイアGC)は現地時間22日、第3ラウンドの競技を終了。この日29位タイからスタートした宮里美香がノーボギーの4アンダー68をマークし、通算9アンダー23位タイに順位を上げたのが3日目終了時点での日本勢最高となっている。
「昨日(パットが入らず)フラストレーションが溜まった分、今日はパットが入ってくれて良かった」と笑顔を見せた美香だったが、好調なショットでバーディチャンスを量産していただけに「惜しいパットが沢山あった。あともうちょっというパットが結構あったので、もう少し入ってくれていたら…」と悔しそう。それでも「ノーボギーだったのが良かった」と好感触で最終日を迎えられそうだ。
美香以外の日本勢は「攻めのゴルフに徹する」と言っていた野村敏京が、目論みとは全く違う、我慢のゴルフを強いられ1バーディ(ノーボギー)の1アンダー71止まり。通算7アンダーとして前日の16位タイから34位タイに後退している。
宮里藍も再三チャンスを作りながら「(グリーン上での)読みとタッチが合わなかった」と全18ホールで『32』パットを費やし、1バーディ、ノーボギーの1アンダー71。通算5アンダー53位タイに順位を下げたものの、「アイアンは距離感もライン出し(方向性)も合っているので、最終日は我慢強くバーディチャンスを作って自分のゴルフがしたい」と藍は前を向いた。
また、上原彩子も1アンダー71とスコアを伸ばし切れず通算4アンダー61位タイにとどまった。尚、有村智恵は予選で姿を消している。
上位戦線は初日から首位を走っていたルーキーのイ・ミリム(韓)がプレッシャーからか、2アンダー70とスコアを伸ばし切れない間に、単独2位からスタートしたリディア・コ(ニュージーランド)が5アンダー67をマークし通算16アンダーで単独トップに浮上。ツアー通算3勝目に一歩近づいた。
対するイは1打差の2位タイに後退。ジェシカ・コルダ(米)がイと並ぶ2位タイに浮上し、10代から20代の若手が上位を独占している。
その他、通算14アンダー単独4位にヨー・スヨン(韓)がつけ、通算13アンダー5位タイにミッシェル・ウィー(米)、エイミー・ヤン(韓)、アザハラ・ムニョス(スペイン)ら。また藍が持っているトーナメントレコードに並ぶ9アンダー63をこの日叩き出したクリスティー・カー(米)が、通算11アンダーで前日の67位タイから13位タイに急浮上した。