藍、今季ベスト『67』で19位タイ浮上 有村は不発
2014年7月20日(日)午前6:40
宮里藍がシーズンベストをマークし日本勢最高位に浮上した。
米女子ツアーの今季第18戦 マラソン・クラシックは現地時間19日、オハイオ州のハイランド・メドーズGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日10位タイとまずまずのスタートを切りながら、前日バーディを1つも奪えず31位タイに後退していた藍がこの日はノーボギーの4アンダー67をマーク。通算6アンダーとし19位タイまで順位を上げた。
前日はチャンスにパットが決まらず「ストレスがたまる1日だった」と語っていたが、「ショットは良い。このまま行けば結果は必ずついてくる」と前向きな発言をしていた藍。その言葉通り好調なショットにようやく課題のパットがかみ合い今季初のトップ10入りが見えてきた。
「パットも入ってくれたし、ショットも引き続き好調。内容の良い1日だったと思います。混戦なので1つ違えば大きく順位が変わってくる。明日も1日を通して自分のプレーが出来れば満足です」と納得の表情を浮かべた藍。残り18ホール、ベストを尽くし上位浮上を目指して欲しい。
出場している4人が全員予選を突破した日本勢は、前日14番パー3でキャリア初のホールインワンをマークした野村敏京がイーブンパー71で回ったものの、通算3アンダーは21位タイから43位タイに後退。1バーディ、4ボギーの3オーバー74と崩れた上原彩子も通算1オーバーで67位タイに順位を落とした。
さらに昨年の今大会で優勝争いを演じている有村智恵は1バーディ、3ボギー、1トリプルボギーの5オーバー76とスコアを大きく落とし、通算4オーバーで予選をクリアした77名中75位タイに急降下している。
上位争いは初日から首位を走るベテランのローラ・ディアズ(米)がイーグルあり、ダブルボギーありの浮き沈みのある内容ながらイーブンパー71にまとめ通算11アンダー。欧州女子ツアー賞金女王に輝いたこともあるリー・アン・ペース(南ア)がこの日3つスコアを伸ばしてディアズの背中を捉え、2人が首位に並んで最終日を迎えることになった。
また、この日4連続を含む9バーディ(1ボギー)で8アンダー63と爆発し、通算10アンダーまでスコアを伸ばしたジェイ・マリー・グリーン(米)がリュウ・ソヨン(韓)と並び3位タイに浮上。上がり2ホール連続バーディを奪ったリディア・コ(ニュージーランド)が通算9アンダー単独5位、前週の全英リコー女子オープンで初優勝を飾ったモ・マーティン(米)が通算8アンダーでクリスティー・カー(米)、ブリタニー・ラング(米)らと並び6位タイの好位置をキープしている。