L.ウェストウッド圧勝! 川村、1打足りずトップ10入り逃す
2014年4月21日(月)午前9:43
国内ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズ3連覇をはじめアジア通算12勝の実績を持つリー・ウェストウッド(英)が抜群の安定感で完全優勝を成し遂げた。
欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンは現地時間20日、マレーシアのクアラルンプールG&CCを舞台に最終ラウンドの競技を行い、途中雷による中断を挟んだものの全員がホールアウト。初日から首位を走ったウェストウッドが危なげないゴルフでノーボギーの4アンダー68をマーク。通算18アンダーまでスコアを伸ばし2位に並んだルイス・ウーストハウゼン(南ア)、ニコラス・コルサーツ(ベルギー)、ベルント・ウィースバーガー(オーストリア)に7ストロークの大差をつけ圧勝を飾った。
新コーチ、マイク・ウォーカー氏の指導の元「あっという間にショットが良くなった」と言うウェストウッドは、この日もグリーンを外したのがわずか2ホールと磨きがかかった正確なショットが炸裂。後続に付け入る隙を与えず元世界ランクNo.1が格の違いを見せつけた。世界中で40勝以上を挙げながらまだメジャー優勝がないのはゴルフ界の七不思議のひとつ。今月24日に41歳の誕生日を迎えるウェストウッドが自らのバースデーに最高の花を添え、次回のメジャーにも弾みをつけた。
一方、前日5位タイに浮上しチャージが期待された川村昌弘は出だしの1番でバーディを奪う最高のスタートを切ったが、結局2バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73でホールアウト。通算7アンダーは惜しくもトップ10入りを逃し13位タイに終わった。それでも強豪が集う欧州ツアーとの共催大会でのトップ15入りは自信につながったはず。20歳の川村の次なるチャレンジに期待したい。
川村とともに“ヤングジェネレーション”の一角を担うマッテオ・マナセロ(伊)は21歳の誕生日を迎えた前日『67』をマークし14位タイに浮上していたが、最終日は3オーバー75を叩きトータル3アンダー31位タイに終わっている。
尚、小林正則は予選で姿を消し、片岡大育は第2ラウンドスタート前に棄権している。