A.カニサレス8年ぶり優勝は初日から首位守る完全V!
2014年3月17日(月)午前11:16
アルハンドロ・カニサレス(スペイン)が大量リードに守られ完全Vを達成した。
モロッコ王宮内のゴルフ・デュ・パレロワイヤルで開催された欧州ツアーのハッサンII世トロフィは現地時間16日、最終ラウンドの競技を終了。2位に6打差の単独トップからスタートしたカニサレスは、最終日6バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの2アンダー70にスコアをまとめ、通算19アンダーで逃げ切り8年ぶりの優勝を飾った。
初優勝はツアーデビュー3戦目のロシア・オープン(2006年)、23歳の時だった。当時の彼は前途に洋々たる未来が広がっていると思っていた。しかし、そこから199試合勝ち星はなく、今回の優勝は実に8年ぶりの勝利の美酒となった。
「最後に勝ってから随分時間がたってしまった。もう2度と勝てないんじゃないかと思った時期もあったけれど、今週はキャリアベストのゴルフが出来た。ショットも切れていたし、初日11バーディ(1ボギー)を奪えたのが大きかった。ショットとパットが噛み合ってくれた」と久々の勝利に喜びを隠せなかったカニサレス。「これをひとつのステップとして今後は自然体でゴルフが出来れば……」と謙虚に目標を口にした。
5打差の単独2位に入ったのはこの日9アンダー63と爆発したアンディ・サリバン(英)。通算12アンダー3位タイにセベ・ベンソン(英)とマグナス・A・カールソン(スウェーデン)が入り、通算11アンダー5位タイにラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)ら。
尚、今大会には18歳の伊藤誠道が出場していたが、2日目に5オーバー77を叩きカットラインに3打及ばず予選落ちに終わっている。