国内女子ツアーの今季公式戦第2戦 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯（北海道、恵庭カントリー倶楽部）第3ラウンドは14日、降雨により午前7時29分から約2時間弱の中断を挟んだものの、全選手がホールアウト。前日トップタイに浮上した19歳のニューヒロイン、比嘉真美子が4アンダー68をマークし、通算11アンダーまでスコアを伸ばして首位（タイ）の座をキープした。

　イ・ボミ（韓）と並ぶトップからムービングデーをスタートさせた比嘉は、1番パー4でいきなりボギーを叩いて順位を落とす。しかし5番、6番の連続バーディで立て直すと、後半12番、13番でも連続バーディを奪い、一時2ストローク離されていたイ・ボミをとらえる。

　勢いを取り戻した比嘉は15番パー4でこの日5つ目のバーディを奪取すると、上がり3ホールをきっちりパーにまとめ、5バーディ、1ボギー。同じくこの日4つスコアを伸ばしたイ・ボミと首位に並び、最終日、ツアー史上初となる10代でのメジャー制覇に挑むこととなった。

　上位陣は、トップ2人に4打差の単独3位に2年ぶりの優勝を狙う不動裕理。さらに1打差の単独4位に原江里菜がつけ、通算4アンダー単独5位に北田瑠衣が続く展開となっている。横峯さくらは出入りの激しいゴルフながら6バーディ、3ボギーの3アンダー69にスコアをまとめ、通算3アンダー6位タイに順位を上げた。

　このほか、馬場ゆかりと金田久美子が通算1アンダー12位タイ。2週連続優勝を狙う吉田弓美子はアン・ソンジュ（韓）、李知姫（韓）らと同じ通算イーブンパー14位タイとなっている。前日3オーバー75の乱調で順位を落とした有村智恵はこの日もイーブンパー72とスコアを伸ばせず、賞金ランキング首位の森田理香子、諸見里しのぶ、藤本麻子らと通算3オーバー27位タイに低迷している。