松山、連覇へ「チャンスがあるのは自分しかない」 難関18番攻略は「グリーンを外さないように」
2015年6月4日(木)午前11:24
- この記事のキーワード
(写真提供:Getty Images)
現地時間4日に、オハイオ州のミュアフィールドヴィレッジGCを舞台に開幕する米男子ツアー、ザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイド のパワーランキング(優勝予想)が発表され、ディフェンディング・チャンピオンの松山英樹は2位にランクインした。
昨季大会でケビン・ナ(米)をプレーオフで下し、ツアー初勝利を飾った松山。今季は何度も優勝争いに絡む活躍を見せており、トップ10フィニッシュ7回(2位)を含む、トップ25は12回マークするなどツアーでも屈指の安定感を誇っている。また、パーオン率は70.41%(9位)、ストローク・ゲインド・ティー・トゥ・グリーンは1.718(2位)と自らの持ち味を4日間通じて発揮することが出来れば、連覇への視界が大きく開けてくるだろう。また、予選ラウンドではフィル・ミケルソン(米)、リッキー・ファウラー(米)とのペアリングが決定している。
ウェルズファーゴチャンピオンシップ以来、2週間のオープンウィークを挟んでの参戦となる松山。オフの間は「1週間はトレーニングをしながらゆっくり休んで、もう1週はしっかり練習した」ようだが「いい状態にならなかった」と相変わらず自己評価は低め。特にマスターズ以降から調整しているショットは「しっくりくるものが見つかっていない」と手ごたえをつかめていないようだ。
また、パッティングについても「『こうじゃないといけない』というものにとらわれているかもしれない。もっとフィーリングを大事にしてやっていけたらと思う」と話す一方で「ただ、フィーリングを重視し過ぎると、メカニカルの部分がダメになることもあるので、自分の良い状態を1日でもあれば、それをキープしたい」と語った。
最難関と見られる18番については「難しい」と一言。さらに「フェアウェイにおいて、そこからグリーンに乗せて2パットでパーにするのが一番良いと思う」と話した。さらに、攻略のカギについては「やっぱりグリーンは外したくない。手前にもバンカーがあって難しいが、距離感を出すためにもフェアウェイに乗せることが重要」とティーショットがカギになるようだ。
意気込みを聞かれると「今の状態を考えたら上に行くことは難しいと思う」と話しながらも「ただ、連覇のチャンスがあるのは自分しかない」と優勝への意欲を語った。「アンダーパーでしっかりと上がっていきたい。こういう難しいコースだと、それが重要になる」と話した。
同ランク1位となったのは、マスターズ王者のジョーダン・スピース(米)。前週、地元での優勝を狙ったAT&Tバイロン・ネルソンチャンピオンシップは30位タイと悔しい結果に終わったが、今季は松山を上回るトップ10を8回記録。フェデックスカップ・ポイントランキングでも堂々のトップを走っている。同3位はナ、同4位はブルックス・ケプカ(米)、5位ビル・ハース(米)、6位ダスティン・ジョンソン(米)と続いている。
その他にも同大会に2年ぶりの出場となるタイガー・ウッズ(米)、世界ランキング6位のジャスティン・ローズ(英)、同10位のジェイソン・デイ(豪)などの豪華な面々が“帝王"ジャック・ニクラウス(米)の庭に集結。日本勢では石川遼も出場する。
ザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイドは1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト
開催地、オハイオ州ダブリンで生まれ育ったジャック・ニクラウスがホストを務めるビッグトーナメント。昨年大会では、松山英樹が相性の良い18番で行われたプレーオフを制し、PGAツアー本格参戦1年目にして見事ビッグタイトルを手にした。初のディフェンディングチャンピオンとして挑む今大会に注目だ!
詳しい放送日時はこちら
GN+TVは無料動画が盛りだくさん!
ゴルフネットワークの放送をリアルタイムで見るには有料の会員登録が必要ですが、松山英樹、石川遼、タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイらPGAツアーのスーパーショット動画や宮里藍、横峯さくら、宮里美香らLPGAツアーの日本人選手ハイライト動画、ワンポイントレッスン動画など無料でご視聴頂けます。