藍17位タイ 森田20位タイ I.パークがリベンジに王手!
2014年7月13日(日)午前9:26
快晴微風、絶好のコンディションに恵まれたムービングデー。宮里藍が踏ん張り、森田理香子がチャージを見せた。
米女子ツアーのシーズンメジャー第3戦、第38回 全英リコー女子オープンは現地時間12日、イングランドの名門ロイヤル・バークデイルGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。藍はこの日序盤の2番パー4でダブルボギーを叩き後退しかけたが、終盤盛り返し16番と18番でバーディを奪ってイーブンパー72でホールアウト。スコアは伸ばせなかったものの崩れることなく3日目を終え、通算1オーバー17位タイと8人が予選を通った日本勢の中でもっとも上位で最終日を迎えることになった。
気を吐いたのが前日カットラインぎりぎりの60位タイで決勝ラウンド進出を決めた昨シーズンの国内女子ツアー賞金女王・森田。午前中の早い時間に回り5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークして通算2オーバーまでスコアを戻し20位タイにジャンプアップした。「予選を通るだけじゃダメ」と上位浮上を誓ったのはリコー所属のホステスプロの意地か。「良くなっている」というショットを武器に最終日はさらなる上位を目指すつもりだ。
その他、初日単独トップ発進ながら2日目崩れた上原彩子は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72にスコアをまとめ通算3オーバー28位タイ。森田と同じ60位タイで滑り込み予選突破の宮里美香が2アンダー70でラウンドして通算4オーバー33位タイ。同じく33位タイに佐伯三貴と原江里菜がつけたが、渡邊彩香は通算7オーバー47位タイ止まり、野村敏京はこの日4オーバー76を叩いて通算8オーバー55位タイに低迷している。
上位戦線はインビー・パーク(韓)が4つスコアを伸ばし通算4アンダーで単独トップに躍り出た。昨シーズンはメジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権から第3戦の全米女子オープンまで3連勝を挙げ史上初の4連勝、そして年間グランドスラムも夢ではないと騒がれたが今大会(全英リコー女子オープン)で優勝を逃し大記録を逃している。
「全英には貸しがあります(笑)。昨年逃したタイトルを取り返さなければ。幸いショットの調子が戻ってきているので、明日は自信を持って優勝を狙って行けます」とパーク。果たしてリベンジとなるだろうか。
ところで第3ラウンドでは国内ツアーで活躍するアン・ソンジュ(韓)が最終18番でルール違反と見なされ単独トップから2位タイに後退するという事態が起きた。18番の第3打でグリーン左手前のバンカーにつかまったのだが、アドレスの際にゴルフ規約13-3「スタンスの場所を作る」の項目に抵触したと判断され2打罰を受ける不運。「残念だけれどルールはルール」と裁定を受け入れたアンは通算3アンダーでスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、フォン・シャンシャン(中)と共に1打差の2位タイから逆転Vを狙うことになった。
≪全英リコー女子オープンゴルフ選手権放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/RWBO2014/