伊藤、38位発進! 首位は「62」のA.カニサレス
2014年3月14日(金)午前10:32
18歳の伊藤誠道が欧州ツアーで必死の戦いを繰り広げている。
モロッコ王宮内のゴルフ・デュ・パレロワイヤルで開幕した同ツアーのハッサンII世トロフィは現地時間13日、第1ラウンドの競技を終了。10アンダー62でプレーしたアルハンドロ・カニサレス(スペイン)が単独首位に立ち、セベ・ベンソン(英)が1打差で追走する展開となっている。
アマチュア時代の2012年に続く出場となった伊藤は、出だしの10番でバーディスタートとしたが、その後はスコアを伸ばせずハーフターン後の4番でボギー。それでも6番でバーディを取り返し、1アンダー71でホールアウト。首位とは9打差ながら38位タイと奮闘している。
昨年、国内下部ツアーのPGA・JGTOチャレンジカップ in 房総で優勝し、自信を胸に乗り込んできたモロッコ。実力者揃いの中、若いながら技術の高い伊藤がどこまで踏ん張れるかに注目だ。
同ツアーでの自己ベスト『62』を叩き出したカニザレスは、11バーディ(1ボギー)のプレーに笑いが止まらない。「先月はなかった自信が今日はよみがえった。スイングはずっと素晴らしかったんだけど、パットが良くなって入りだした。すごく楽しかった。こんなふうにプレーできたらゴルフは易しいね」と2006年インペリアル・コレクション・ロシアン・オープン以来となるツアー2勝目を狙う。
他の主な選手は、6アンダー66の5位タイにトミー・フリートウッド(英)、4アンダー68の10位タイにグレゴリー・ボーディ(仏)、3アンダー69の17位タイに連覇を狙うマルセル・シエム(独)、ミッコ・イロネン(フィンランド)、ジョージ・コージー(南ア)、トム・ルイス(英)。2アンダー70の26位タイにロス・フィッシャー(英)がいる。