藍、後続を4打リードし米ツアー通算10勝目に王手!
2013年3月17日(日)午前9:57
宮里藍が節目の米女子ツアー通算10勝目に王手をかけた。
同ツアーの米本土初戦、RRドネリーLPGAファウンダーズカップ(アリゾナ州、ワイルドファイアGC)は現地時間16日、第3ラウンドの競技を終了。この日、首位のリー・ジヨン(韓)に1打差の単独2位でスタートした宮里が5バーディ、ノーボギーの5アンダー67をマークしリーを再逆転。通算19アンダーまでスコアを伸ばして単独トップに浮上し、シーズン初優勝が目前に迫った。
タイで遭遇した玉突き事故による後遺症が心配された宮里だが「痛みはすっかりなくなった」と語り、今週は初日からコースレコードをマークするなど八面六臂の大活躍。「今はただゴルフが楽しくて仕方ないし、すべてに感謝の気持ちでいっぱい」とハツラツなプレーを続けている。
この日の第3ラウンドではパーオンを逃したのがわずか1ホールだけ。完璧なショットでグリーンを射止めるとノーボギーのゴルフを貫き、大きくトーナメントをリードした。
2位にはリーの他、昨季のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)、ステイシー・ルイス(米)が並んでいるが、藍との差は4ストローク。昨季2位タイに入った「良い思い出」があるコースで、大きなアドバンテージを握って最終日を迎えることが出来る。
「落ち着いているように見えるかもしれませんが、18ホールを通して心静かにプレーするのはすごく難しいことなんです。でもゴルフの調子が良いので、あまり色々考えずにシンプルに行きたい」という藍は、最終日も気負わず目の前のショットを1つ1つ丁寧にこなすつもりだ。
その他の注目選手は、通算13アンダー4位タイにアンジェラ・スタンフォード(米)ら4人がつけ、通算12アンダー8位タイに昨季の賞金女王インビー・パーク(韓)ら。ポーラ・クリーマー(米)は通算8アンダーで申智愛(韓)、クリスティー・カー(米)らと並び28位タイ。
藍以外の日本勢は、カットラインぎりぎりで決勝ラウンド進出を決めた有村智恵が、5バーディ、3ボギーの2アンダー70で回り、通算4アンダーで53位タイにつけたが、もうひとりの日本勢、上原彩子はすでに予選で姿を消している。
RRドネリーLPGAファウンダーズカップ放送予定
http://www.golfnetwork.co.jp/guide/lpga/logs/2013-0314.html