復帰戦の藍、会心のプレーで単独首位発進! 有村、上原は出遅れ
2013年3月15日(金)午前11:58
宮里藍が今季初優勝に向けて最高のスタートを切った。
3週間前に行われた米女子ツアーのホンダLPGAタイランド終了後、空港へ向かう際に追突事故に巻き込まれ、むち打ち症をわずらい休養していた宮里だが、満を持して同ツアーの米本土初戦、RRドネリーLPGAファウンダーズカップ(アリゾナ州、ワイルドファイアGC)に出場。現地時間14日に行われた第1ラウンドを1イーグル、7バーディ、ノーボギーでプレーして9アンダー63をマークし単独首位に立った。単独2位のリー・ジヨン(韓)に2打差をつける好発進で、昨年1打差の2位タイに泣いた雪辱にグンと近づいた。
パー3を除く14ホール中12ホールでフェアウェイをキープ。18ホール中13ホールでパーオンとショットのキレが抜群で、それに加え18ホールで23パットとタッチも合えば当然の好スコアだが、むち打ちの後遺症が心配される中、プレーでそれを打ち消して見せた。
今季は有村智恵、上原彩子の2人が新たに参戦し、今大会には出ていないが宮里美香、上田桃子と合わせて米ツアー常駐組の日本勢は全部で5人とパワーアップ。その中でも、やはりエースは頭ひとつ抜き出ていることを示すには、シーズン序盤戦での優勝しかない。それが米本土初戦ならこれ以上の結果はない。
その他上位陣は、6アンダー66の3位タイにキャンディ・クン(台)、ブリタニー・ラング(米)ら4人がつけ、さらに1打差の7位タイグループで申智愛(韓)、レクシー・トンプソン(米)ら4人が追走。4アンダー68の11位タイにHSBC女子チャンピオンズ優勝のステイシー・ルイス(米)ら10人、3アンダー69の21位タイにチェ・ナヨン(韓)、インビー・パーク(韓)、ポーラ・クリーマー(米)ら18人がつけるなど混戦模様となっている。
連覇を狙うロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のヤニ・ツェン(台)は、ホール・オブ・フェイマー、カリー・ウェブ(豪)と共に2アンダー70で39位タイとやや出遅れ気味。他の日本勢は、有村が1アンダー71で59位タイ、上原は3オーバー75で116位タイと低調なスタートとなった。
RRドネリーLPGAファウンダーズカップ放送予定
http://www.golfnetwork.co.jp/guide/lpga/logs/2013-0314.html