国内女子ツアーのダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは9日、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。大会初の連覇を狙った森田理香子は、首位タイでスタートした最終日、前半を終えて単独トップに立ったものの、サンデーバックナインでスコアを伸ばすことが出来ず。1アンダー71に止まり、通算6アンダー2位タイでシーズン初戦を終えた。

　この日前半2つのパー5ホールでスコアを伸ばしていた森田は、11番パー5でもバーディを狙ったが2打目がまさかのOB。ボギーで凌いだものの、O.サタヤ（タイ）にトップを譲ってしまう。15番のピンチはなんとかパーで凌いだが、16番で短いパットを決めきれず再びボギーを叩いてサタヤと2打差。17番をパーとした森田は、最終18番でも果敢にイーグルを狙ったものの、最後はアプローチがピンを大きく超えてしまい連覇の夢は潰えた。

　それでも最終ホールまで可能性を残しての次点。今季も女子ツアーは森田を中心に回っていきそうな気配を見せている。

　優勝はこの日5アンダー67をマークしたサタヤ。通算8アンダーで昨季のほけんの窓口レディース以来となるツアー通算2勝目を飾った。

　その他上位陣は、森田と並ぶ2位タイに2012年大会覇者の斉藤愛璃、昨季新人賞に選ばれた比嘉真美子の他、飛躍が期待される渡邉彩香、そして今季から日本ツアーを主戦場に戦うことを決めた申ジエ（韓）が入った。特に斉藤は2年前の大会優勝後、思ったような成績を残せず、昨季は賞金ランキング89位でシード権を喪失。ファイナルQTでもふるわず、今大会は推薦での出場となったが、気持ちを新たに挑んだ新シーズンで最高のスタートを切った。

　一方、首位と2打差の6位タイから逆転を狙った横峯さくらは、この日4つスコアを落とし通算1オーバー21位タイに終わっている。