米女子ツアー新旧ナンバー1の近況は?
2013年9月7日(土)午後0:09
米女子ツアーで目下、不動のNo.1の座を築いているインビー・パーク(韓)。だが7月末の全米女子オープンでメジャー3連勝を飾って以来ベスト10入りを逃している。一方、今年のはじめまで女王に君臨していたヤニ・ツェン(台)はここに来てようやくトンネルを抜出そうとしている。新旧No.1の近況は…?
全英リコー女子オープンで42位タイに終わったパークはメジャーの連勝が途切れたことで「いかに自分がプレッシャーにさらされていたかがわかりました。これで少しは肩の荷が下りました」と重圧の日々を振り返った。
以来、CNカナディアン女子オープンでは予選ラウンドを終えトップ(タイ)に立ったが3日目に崩れ、16歳のアマチュア、リディア・コ(ニュージーランド)に優勝を譲った。するとセーフウェイ・クラシックは体調不良を理由に欠場。次週に控える第5のメジャー、エビアン選手権(現地時間12?15日/フランス、エビアン・マスターズGC)に向けやや不安を抱えている。
一方、ツェンは109週間守ってきたロレックスランキング(女子世界ランキング)1位の座をシーズン序盤にステイシー・ルイス(米)に譲ってから後退の一途をたどり、現在16位。かつての勢いを完全に失ったかに見える。しかしパークが欠場したセーフウェイ・クラシックでは3日目を終え単独トップに浮上、健在ぶりをアピールした。
「あまりにも久しぶりで記者会見の会場がどこかわからなかった」とおどけて見せたが「ここ2年ゴルフだけでなく私生活でも苦しい状況が続きました。徐々に良くなってはいるけれど、勝ってみてはじめて自信を取り戻すことが出来る。今はまだ手探り」と苦悩を打ち明けるひとコマも。
結局最終日に自滅し37試合連続優勝なしの記録を更新してしまったが、ハマれば爆発的スコアを出す力があることは証明した。あとは自らの手で栄冠を取り戻すだけ。上り調子のツェンと下り調子のパーク。2人の今後を見守りたい。