8打差圧勝で国内女子ツアー2勝目を飾った堀奈津佳が、米国時間1日発表の最新ロレックスランキング（女子世界ランキング）で20人以上をゴボウ抜きした。

　同ツアーのアース・モンダミンカップで4日間競技のツアー最少スコアを叩き出した堀は、84位から61位へジャンプアップ。実力が問われる大会を制したことで、今後の可能性に期待が集まっている。同大会単独2位の昨季賞金女王・全美貞（韓）は22位と変わっていないが、3位タイに入ったイ・ボミ（韓）が49位から48位に、藤本麻子が124位から111位へとそれぞれランクアップ。しかし、賞金女王に向けて突っ走る森田理香子は28位から29位にランクダウンしている。

　一方、米女子ツアーの今季メジャー第3戦、第68回 全米女子オープンで圧勝し、63年ぶりのメジャー3連勝を飾ったインビー・パーク（韓）は、No.1の座をさらに揺るぎないものにした。また、善戦したものの2位に終わったキム・インキョン（韓）は、15位から10位へと浮上。単独3位に入ったリュウ・ソヨン（韓）は同ランキング5位をキープしている。

　また、日本勢はトップの成績（11位タイ）で全米女子オープンをフィニッシュした宮里藍は、キムの上昇に伴い10位から11位に後退。同大会31位タイに入った宮里美香も同様に13位から15位へと順位を落としている。36位タイとまずまずの成績を残した上原彩子は同ランク88位と変わらなかったが、予選落ちを喫した有村智恵が30位へ、上田桃子も109位へそれぞれランクダウンした。

　なお、上位陣は2位ステイシー・ルイス（米）、3位スーザン・ピーターセン（ノルウェー）と変動がない。