S.ピーターセンが逆転V! 藍15位タイ、『67』でメジャーに弾み
2013年9月2日(月)午前11:45
2週間後に迫ったシーズンメジャー最終戦エビアン選手権(現地時間12日?15日/仏、エビアン・マスターズGC)に向け、宮里藍が得意の大会で有終の美を飾った。
米女子ツアーのセーフウェイ・クラシックは現地時間1日、オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日パッティングの不振で47位タイに後退した藍がこの日はノーボギーの5アンダー67の好スコアをマーク。通算11アンダーとして日本勢最高の15位タイで4日間を締めくくった。
前日つまずいた序盤の2番でグリーン淵からバーディを奪うと、続く3番(前日はダブルボギー)はティーショットを左に曲げ木の下のベアグランドからの2打目は出すだけ。残り155ヤードの第3打はユーティリティの6番でグリーンに乗せ、6メートルのパーパットを沈めて「勢いがついた」と本人。「ミスらしいミスは3番のティーショットだけ。危なげないゴルフが出来ました。昨日まで入らなかったパットがやっと入ってくれて、内容的にも凄く良かったと思います」と手応えを滲ませた藍。
次回は自身2度の優勝を誇るエビアン・マスターズ改めエビアン選手権。第5のメジャーに昇格した大会に向け「ゴルフの内容が良いので、我慢して1つ1つやっていければいい」とハツラツとした表情で語っていた。
またディフェンディング・チャンピオンながら、今週思うようなプレーが出来ずにいた宮里美香もようやくこの日は本来のゴルフ。3連続を含む7バーディ(1ボギー、1ダブルボギー)を奪い4アンダー68の好スコアで通算6アンダーとし、前日の66位タイから44位タイに順位を上げた。
しかし予選カットぎりぎりで決勝ラウンドに進み、前日36位タイに浮上した上田桃子は3バーディ、6ボギー、1トリプルボギーの6オーバー78と崩れ、通算1アンダー64位タイで終戦。今季最後のアメリカでのプレーとなったが最終日に順位を上げることは出来なかった。
有村智恵は3日連続の1オーバー73で通算1アンダー64位タイ。片平光紀は予選落ちに終わっている。
優勝争いは38試合ぶりの勝利を目指し単独トップからスタートしたヤニ・ツェン(台)が2番パー3でいきなりダブルボギーを叩いて後退。2バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの6オーバー78と自滅し9位タイ(通算12アンダー)に終わる中、ツェンと最終組を回ったスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が2番ダブルボギーの後、怒濤のバーディラッシュ(8バーディ、1ボギー)で5つスコアを伸ばし、通算20アンダーで逆転Vを達成。2打差の単独2位に4日間ノーボギーで回ったステイシー・ルイス(米)が食い込み、通算17アンダー単独3位にリゼット・サラス(米)が入っている。