国内女子ツアー今季最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは25日、宮崎県の宮崎カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。後続に2打差の単独首位からスタートしたイ・ボミ（韓）が3つスコアを伸ばし、自身初の国内メジャー制覇を成し遂げた。注目の横峯さくらは単独6位で終戦し、今季未勝利のままシーズンを終えている。

　イ・ボミは5番までスコアカード通りのゴルフを展開し、6番でこの日初めてのバーディを奪う。直後の7番でボギーを叩いたが、9番、10番で連続バーディとして勢いに乗ると、13番でもバーディを奪って3アンダー69でフィニッシュ。快調なゴルフで通算13アンダーまでスコアを伸ばし、2週前の伊藤園レディスゴルフトーナメントに続く今季3勝目をメジャーの大舞台で飾っている。

　一方、2日目を単独首位で終えたものの、3日目に崩れて3位タイから最終日に挑んだ横峯。前半、2番で幸先良くバーディを先行させるも、その後は思ったようにスコアを伸ばせずイーブンパーでハーフターン。後半も出だしの10番でいきなりボギーを喫するなど流れをつかみきれず、結局この日は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72にとどまり、通算4アンダー単独6位で大会を終えた。横峯は2005年から昨年まで7年連続で毎年1勝以上を挙げてきたが、今年は2位（タイを含む）に3度入ったものの勝ち星は挙げられず、連勝記録はストップしてしまった。

　その他上位陣は、優勝したイ・ボミに2打差の単独2位に今季の米ツアー賞金王である朴仁妃（韓）。通算7アンダー単独3位にコースレコードに並ぶ7アンダー65を叩き出した佐伯三貴が続き、通算5アンダー4位タイには不動裕理とフォン・シャンシャン（中）が入った。また、ホステスプロの森田理香子は通算2アンダー11位タイ、ディフェンディング・チャンピオンですでに賞金女王タイトルを決めている全美貞（韓）は通算イーブンパー16位タイで4日間の競技を終えている。

　なお同ツアーはこれで今季の日程をすべて終了し、賞金ランキングが確定。1位は全、2位はイ・ボミ、3位は有村智恵、4位はアン・ソンジュ（韓）、5位には佐伯が入っている。